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文献詳細

雑誌文献

生体の科学46巻6号

1995年12月発行

文献概要

特集 病態を変えたよく効く医薬

骨粗鬆症治療薬:活性型ビタミンD3―作用機序

著者: 小林正1

所属機関: 1神戸薬科大学薬学部衛生化学教室

ページ範囲:P.713 - P.716

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 ビタミンD(DにはD2とD3があるが本稿ではD3に限って述べることにする)は腸管カルシウム(Ca)の吸収や骨塩の溶出,形成などに関係し,体内でのCaの恒常性に関係するビタミンである。欠乏症としては,乳幼児のくる病や成人の骨軟化症などが知られている。最近高齢者,特に閉経後の女性に多くみられる骨粗鬆症にもDの関与が明らかにされている。Dの代謝研究の過程で発見された活性型D3は,現在,骨粗鬆症の治療薬として広く使用され効果を挙げている。以下,活性型D3の骨粗鬆症への適用を中心に述べることにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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