icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学46巻6号

1995年12月発行

特集 病態を変えたよく効く医薬

新しいキノリン骨格をもった抗菌物質―開発の歴史

著者: 早川勇夫1

所属機関: 1第一製薬㈱創薬第一研究所

ページ範囲:P.727 - P.730

文献概要

 新しいキノリン骨格を持った抗菌物質はキノロン系抗菌薬(以下キノロンと略)と総称され,耐性菌対策に失敗し,ほとんど臨床価値を失ったサルファ剤に代り,現在経口剤として汎用されている唯一の合成抗菌薬である(外国では注射剤も使用されている)。
 特に1980年代に入り相次いで開発された一連のフッ素化キノロンは,ニューキノロンと呼ばれ世界的な注目を注びたが,そのプロトタイプといえるナリジクス酸(2)1)の発見は約30年前に遡る。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら