文献詳細
特集 病態を変えたよく効く医薬
文献概要
新しいキノリン骨格を持った抗菌物質はキノロン系抗菌薬(以下キノロンと略)と総称され,耐性菌対策に失敗し,ほとんど臨床価値を失ったサルファ剤に代り,現在経口剤として汎用されている唯一の合成抗菌薬である(外国では注射剤も使用されている)。
特に1980年代に入り相次いで開発された一連のフッ素化キノロンは,ニューキノロンと呼ばれ世界的な注目を注びたが,そのプロトタイプといえるナリジクス酸(2)1)の発見は約30年前に遡る。
特に1980年代に入り相次いで開発された一連のフッ素化キノロンは,ニューキノロンと呼ばれ世界的な注目を注びたが,そのプロトタイプといえるナリジクス酸(2)1)の発見は約30年前に遡る。
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