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文献詳細

雑誌文献

生体の科学47巻1号

1996年02月発行

特集 神経科学の最前線

NO, COとシナプス伝達

著者: 渋木克栄1

所属機関: 1新潟大学脳研究所システム脳生理学分野

ページ範囲:P.15 - P.18

文献概要

 80年代後半に,NOのような単純な物質が生理的な情報伝達物質として作用するということが示され,驚きをもって受け取られた。これに続いて,NOをめぐる論文数は年々増加する一方で,現在末梢臓器におけるNOの機能については確立されつつあるように見える。一方,昨年のIBRO大会では「NO,COとシナプス伝達」というトピックスはDebate Forumという形で扱われた。これはNOおよびCOが中枢神経系で果たす役割,特にシナプス可塑性における機能についてコンセンサスが得られていないという現状を端的に示すものである。本稿はIBRO大会のdebate forumからいくつかの焦点を絞り,研究の現状について紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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