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特集 神経科学の最前線
脳における細胞死と生存
著者: 川合述史1
所属機関: 1自治医科大学第一生理学教室
ページ範囲:P.33 - P.38
文献購入ページに移動 昨今,細胞死に関する研究は極めて広汎な分野で展開しており,神経科学の領域に限っても,遺伝子異常に基づく神経疾患,変性疾患などを含めて膨大な数の論文や研究発表が行われている。本稿では脳における細胞死に関して,現在最も関心を集めている分野である脳虚血後の細胞死に焦点を絞って解説する。第4回IBRO学会大会およびそれに前後して行われたサテライトシンポジウム『海馬と高次機能研究会』(7月15-16日,京都市国際交流会館),『興奮性アミノ酸シグナリング』(7月15-18日,けいはんなプラザ),『学習と記憶の細胞基盤』(7月17-19日,早稲田大学国際会議場)に参加した筆者が,各会場における関連する発表について得られた情報を交え,最近の国内外におけるこの分野の進展について展望する。
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