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文献詳細

雑誌文献

生体の科学47巻1号

1996年02月発行

文献概要

特集 神経科学の最前線

脳における細胞死と生存

著者: 川合述史1

所属機関: 1自治医科大学第一生理学教室

ページ範囲:P.33 - P.38

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 昨今,細胞死に関する研究は極めて広汎な分野で展開しており,神経科学の領域に限っても,遺伝子異常に基づく神経疾患,変性疾患などを含めて膨大な数の論文や研究発表が行われている。本稿では脳における細胞死に関して,現在最も関心を集めている分野である脳虚血後の細胞死に焦点を絞って解説する。第4回IBRO学会大会およびそれに前後して行われたサテライトシンポジウム『海馬と高次機能研究会』(7月15-16日,京都市国際交流会館),『興奮性アミノ酸シグナリング』(7月15-18日,けいはんなプラザ),『学習と記憶の細胞基盤』(7月17-19日,早稲田大学国際会議場)に参加した筆者が,各会場における関連する発表について得られた情報を交え,最近の国内外におけるこの分野の進展について展望する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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