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特集 神経科学の最前線
大脳基底核のはたらき
著者: 木村實1
所属機関: 1大阪大学健康体育部
ページ範囲:P.44 - P.49
文献購入ページに移動 IBRO大会のDebate Forum“What are the basal ganglia doing?”は,7月13日にアトランタのM. DeLongがオーガナイザーとなって開催される予定であったが,直前になって来日できなくなり急遽MITのA. Graybielが座長となって開催された。講演者はアトランタのG. Alexander,ロンドンのD. Brooks,順天堂大学の彦坂,スイスのW. Schultzと私の5人であった。私はここ数年来のGraybiel氏との共同研究の成果を中心に発表した関係で共著で行った。演者一人30分の持ち時間内で講演を行い,討論時間を十分残すようにという座長の依頼であったが,最新の知見を織込んだ各演者の豊富な講演内容ゆえに,Debate Forumとはいえ十分な討論をするだけの時間が足りなかった点が残念であった。
大脳基底核のはたらきについては近年いくつかの仮説が唱えられており,AlexanderやBrooksが講演の中で取り上げ,解説した。
大脳基底核のはたらきについては近年いくつかの仮説が唱えられており,AlexanderやBrooksが講演の中で取り上げ,解説した。
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