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文献詳細

雑誌文献

生体の科学47巻4号

1996年08月発行

文献概要

特集 エンドサイトーシス

生細胞エンドソームの可視化と動態解析

著者: 市村孝雄1

所属機関: 1香川医科大学解剖学教室

ページ範囲:P.268 - P.275

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 蛍光顕微鏡あるいは共焦点レーザ顕微鏡は,蛍光プローブを使ってさまざまな生体分子の細胞内局在と細胞機能を解析する細胞生物学に必須の手段である。今日では組織化学や免疫細胞化学による検索の目的ばかりでなく,細胞のさまざまなレベルでの動的過程を定量的に解析する目的でも使われている。この稿では,蛍光顕微鏡あるいは共焦点レーザ顕微鏡と蛍光プローブを使って生細胞のエンドゾームを可視化する方法と,エンドゾームの動態解析,および内部pHの定量に関する最近の話題を紹介する。すでにこの分野の一線研究者たちによる概説1,2)もあるので,あわせて参照していただきたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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