icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学47巻4号

1996年08月発行

特集 エンドサイトーシス

LDL受容体とエンドサイトーシス

著者: 横出正之1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科臨床生体統御医学講座

ページ範囲:P.282 - P.286

文献概要

 血液中においてコレステロールの大部分はLDL(低比重リポ蛋白)を担体として運搬されている。したがって血中コレステロール値はLDLの代謝調節に深く依存すると考えられるが,その中枢を担っているのがLDL受容体を介したLDL粒子の細胞への取り込み機構である。LDL受容体の発見は血中コレステロール値調節の分子機序を明らかにすることにより,遺伝疾患の分子遺伝学的解析の方向を示しただけでなく,受容体介在型エンドサイトーシス機構の解明における先駆的役割を果たした点でも大きな意義をもっている。小稿ではLDL受容体のエンドサイトーシスの分子機構を中心に述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら