文献詳細
文献概要
特集 器官―その新しい視点 1.消化器
小腸
著者: 水本明良1 伊藤漸1
所属機関: 1群馬大学生体調節研究所
ページ範囲:P.351 - P.354
文献購入ページに移動ポイント 空腹期運動と膵内分泌系との関連
空腹期における周期的な収縮運動の発現には,消化管ホルモンのモチリンが深く関与していることは周知の事実となっているが,モチリンによる生体活動の変化は単に運動のみならず,自律神経系を介して膵島の内分泌機構にも大きな影響を与えることがわかってきた。ここでは,空腹期運動を調節するモチリンの情報がいかなる経路により膵内分泌系へと伝達されていくかにつき検討する。
空腹期における周期的な収縮運動の発現には,消化管ホルモンのモチリンが深く関与していることは周知の事実となっているが,モチリンによる生体活動の変化は単に運動のみならず,自律神経系を介して膵島の内分泌機構にも大きな影響を与えることがわかってきた。ここでは,空腹期運動を調節するモチリンの情報がいかなる経路により膵内分泌系へと伝達されていくかにつき検討する。
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