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文献詳細

雑誌文献

生体の科学47巻5号

1996年10月発行

文献概要

特集 器官―その新しい視点 1.消化器

唾液腺

著者: 東城庸介1 谷村明彦1

所属機関: 1北海道医療大学歯学部歯科薬理学講座

ページ範囲:P.359 - P.362

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ポイント 唾液分泌の駆動力(driving force)としてのイオン輸送
 ヒトの一日の唾液分泌量は1-1.5lに達する。唾液分泌の第一ステップは,腺房細胞の基底側から腺腔側への水の移動である(水分泌)。唾液腺における水分泌は,他の分泌上皮と同様に,イオン輸送体やイオンチャネルが作り出すイオン勾配を駆動力として惹起される。唾液分泌はイオン輸送研究の優れたモデルである。ここでは,イオン勾配がどのようなメカニズムで形成されるか,現在提唱されている主なイオン輸送のモデルを概観する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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