icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学47巻5号

1996年10月発行

文献概要

特集 器官―その新しい視点 5.泌尿器

腎臓:皮質

著者: 伊藤貞嘉1 阿部圭志1

所属機関: 1東北大学医学部第二内科

ページ範囲:P.420 - P.423

文献購入ページに移動
ポイント 体液の恒常性を保つ糸球体濾過機構
 腎皮質では多量の糸球体濾過があり,その大部分を再吸収している。糸球体濾過は血圧や食塩摂取量によって大きな影響を受けることがなく,安定した多量の糸球体濾過率(GFR)が経口摂取が変化しても体液の恒常性が保たれる基盤となっている。GFRは傍糸球体装置により調節されている。傍糸球体装置が両生類から発達している系統発生学的所見と考え合わせ,傍糸球体装置の機能は陸上で生物が生存できるようになるための必要条件であったと考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら