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特集 器官―その新しい視点 8.感覚器
嗅覚器
著者: 河合房夫1 倉橋隆1
所属機関: 1岡崎国立共同研究機構生理学研究所情報記憶研究部門
ページ範囲:P.482 - P.485
文献購入ページに移動ポイント 嗅覚トランスダクションと活動電位の発生
嗅細胞は匂い物質の受容により活動電位を発生する神経細胞である(図1)。匂い物質の強度(濃度)は活動電位の頻度により符号化され,軸索を通して脳(嗅球)へと伝達される。近年,電気生理学,生化学,あるいは分子生物学的手法により,嗅覚受容の分子機構に関する研究が著しく発展しており,その大筋が明らかとなりつつある。本稿では,嗅覚情報変換機構を中心に概説する。
嗅細胞は匂い物質の受容により活動電位を発生する神経細胞である(図1)。匂い物質の強度(濃度)は活動電位の頻度により符号化され,軸索を通して脳(嗅球)へと伝達される。近年,電気生理学,生化学,あるいは分子生物学的手法により,嗅覚受容の分子機構に関する研究が著しく発展しており,その大筋が明らかとなりつつある。本稿では,嗅覚情報変換機構を中心に概説する。
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