icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学47巻5号

1996年10月発行

文献概要

特集 器官―その新しい視点 8.感覚器

嗅覚器

著者: 河合房夫1 倉橋隆1

所属機関: 1岡崎国立共同研究機構生理学研究所情報記憶研究部門

ページ範囲:P.482 - P.485

文献購入ページに移動
ポイント 嗅覚トランスダクションと活動電位の発生
 嗅細胞は匂い物質の受容により活動電位を発生する神経細胞である(図1)。匂い物質の強度(濃度)は活動電位の頻度により符号化され,軸索を通して脳(嗅球)へと伝達される。近年,電気生理学,生化学,あるいは分子生物学的手法により,嗅覚受容の分子機構に関する研究が著しく発展しており,その大筋が明らかとなりつつある。本稿では,嗅覚情報変換機構を中心に概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?