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文献詳細

雑誌文献

生体の科学47巻5号

1996年10月発行

文献概要

特集 器官―その新しい視点 10.運動器

骨:骨形成

著者: 小澤英浩1

所属機関: 1新潟大学歯学部口腔解剖学第一講座

ページ範囲:P.510 - P.515

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ポイント 骨芽細胞系細胞は骨代謝調節の主役である
 骨組織を形成・維持し,全身のカルシウム代謝調節機構の重要な役割を果たしているのは,骨を形成する骨芽細胞と骨を吸収する破骨細胞,ならびに硬い骨基質中に埋め込まれている骨細胞を中心とした骨の細胞群である。これらの細胞は体液性ホルモンや神経による調節と,局所性ホルモン(サイトカイン)による細胞間,細胞基質間情報伝達機構により互いに密接な相互応答機能を維持しながら制御され,骨代謝調節の中心的役割を果たしている。本稿では,骨形成の主役である骨芽細胞とその仲間である骨細胞について,それらの微細構造と機能を中心に概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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