文献詳細
文献概要
特集 マトリックス生物学の最前線
コンドロイチン硫酸/デルマタン硫酸プロテオグリカンファミリーとそれらの普遍的プローブとしての抗GAG単クローン抗体の利用
著者: 矢田俊量1 木全弘治1
所属機関: 1愛知医科大学分子医科学研究所
ページ範囲:P.280 - P.286
文献購入ページに移動PGは生体のすべての組織に存在し,GAGの本数も1本から約100本以上までいろいろある。いくつかの例外を除き,あるPGには決まった種類のGAG鎖しか結合しないことから,GAG側鎖に従って分類されることが多く,CS(CN) PG/DSPG,HPPG/HSPG,KSPGの3種に大別される。GAGの立場からいえば,いろいろなコア蛋白質はGAG側鎖をある生命現象の場に提示するための足場と考えることもできる。コア蛋白質は多種多様で多くの遺伝子が単離され,その一次構造が判明し,いくつかのファミリーに分類されることがわかってきた。
掲載誌情報