文献詳細
文献概要
特集 受容体1997 Ⅱ.Gタンパク質共役型受容体 1.神経伝達物質・ホルモン 2)ペプチド
オピオイド受容体
著者: 佐藤公道1 南雅文1
所属機関: 1京都大学大学院薬学研究科生体機能解析学分野
ページ範囲:P.393 - P.396
文献購入ページに移動さらに,μ受容体にはμ1,μ2,δ受容体にはδ1,δ2,κ受容体にはκ1,κ2,κ3とそれぞれサブクラスの存在が提唱されている。因みに,これまでにクローニングされたオピオイド受容体のcDNAはμ1,δ2,κ1と考えられる3種である。これらの遺伝子と相同性は高いが,従来知られていたオピオイド類が高親和性には結合しにくい,遺伝子工学の落とし子のような受容体,orphan受容体(opioid receptor like 1;ORL 1)も見出されている。
掲載誌情報