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文献詳細

雑誌文献

生体の科学48巻5号

1997年10月発行

文献概要

特集 受容体1997 Ⅱ.Gタンパク質共役型受容体 1.神経伝達物質・ホルモン 2)ペプチド

タキキニン受容体

著者: 鈴木秀典1

所属機関: 1日本医科大学薬理学教室

ページ範囲:P.410 - P.413

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 [サブタイプ]NK1(substance P receptor;SPR),NK2(substance K receptor;SKR),NK3(neuromedin K receptor;NKR)。
 タキキニンtachykininsはそのC末端に共通のアミノ酸配列-Phe-X-Gly-Leu-Met-NH2をもつペプチドの総称である。哺乳類においては,サブスタンスP(substance P;SP),ニューロキニンA(neurokinin A;NKA),ニューロキニンB(neurokinin B;NKB)が,主要なタキキニンと考えられている。SP,NKA,NKBはそれぞれNK1,NK2,NK3受容体に高い親和性をもっている(表1)。これらの受容体は七つの膜貫通領域を持つ,Gタンパク質共役型受容体ファミリーに属する。三つの受容体間の相同性はアミノ酸レベルで約50%と高く,特に膜貫通領域および膜近傍の細胞内領域がよく保存されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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