本特集号では「脳と言語」という大胆な主題を取り上げた。まことに興味深いが,その一方,大変難しい主題で,通常のように大勢の著者による網羅的な問題の取り上げ方はできず,少数の著者にご自分の興味を中心にこの分野の現状を見渡し,将来の発展の方向性を探ることをお願いして特集を構成した。そのようにしてでき上がった貴重な号であるが,なぜ無理を承知でこの特集を企画したかというと,現在,国の規模で組織的,計画的に推進されようとしている脳科学にとって,言語の問題が大きな試金石ともいうべき意義を持つからである。
雑誌目次
生体の科学49巻1号
1998年02月発行
雑誌目次
特集 言語の脳科学
言語の脳科学をめざして
著者: 大津由紀雄
ページ範囲:P.5 - P.9
脳の高次機能への関心の高まりの中で,わけても「言語の脳科学」が注目を集めている。周知のように,言語(後述する用語を用いれば「文法grammar」)は,その種固有性(species-specificity)および領域固有性(domain-specificity)により,以前から脳研究者の関心の対象であった。また,脳レベルにおける言語知識や言語処理に関心を寄せる言語理論研究者の数も少なくない。事実,Jakobson1)に代表される言語学的失語症学(linguistic aphasiology)の伝統は長く,その成果も多い。
しかし,まさに言語の種固有性のゆえに,倫理的な理由から,統制された実験が不可能であったため,近年までの言語の脳科学は失語症などの症例から得られた資料にその経験的基盤を置くものが多かった2)。この事態に変化をもたらしたのが,さまざまな脳機能イメージング技法の開発である。一方,生成文法(generative grammar)と呼ばれる言語理論の研究も著しい成果をあげ,生物学的理由による言語(文法)の普遍性と許容される個別性についての多くの興味深い知見が得られている3)。
言語の認知脳科学
著者: 酒井邦嘉
ページ範囲:P.10 - P.22
言語の脳機能の解明は,科学にとって最後のフロンティアの一つである。言語は脳の最高次の機能であると同時に,他のさまざまな認知機能と密接に結びついている。実際,外界からの言語情報は,聴覚または視覚を通して知覚されるのであり,すでに記憶されている音声または文字のパターンに基づいて解釈される。また,意識のある状態では,絶えず言語を用いて,心の中で考えたり,考えたことを外界に表現したりしている。つまり,「聞く,読む,話す,書く」といった言語の認知行動は,「知覚―記憶―意識」という心のはたらきの一部として,脳のシステムに組み込まれている。
脳損傷と失語症
著者: 河内十郎
ページ範囲:P.23 - P.31
人間の高次脳機能の研究は,1861年にフランスのP. Brocaが運動性失語症患者2例の臨床像と剖検の結果を相次いで報告した時に本格的にスタートしたといわれている。このことからも明らかなように,失語症研究は1世紀以上の間,人間の高次脳機能研究の先陣の役割を果たしてきた。その間,すでに1874年にドイツのC. Wernickeがさまざまなタイプの失語症の出現を説明するモデルを提唱し1),失語の古典論が確立されている。このモデルはその後多くの批判を受け,一時は消滅したかに見えた時期もあったが,1965年のN. Geschwind2)による復興の結果,100年以上も経過した今日でも,批判はあるものの失語症研究者の間でその基本的な考え方は広く支持されている。Wernickeのモデルは,単に言語の神経機構を説明するだけではなく,皮質機能局在論,連合説という,脳の働きの基本的な生理機構に関わる側面を持っており,言語以外の人間の高次機能の神経機構にも敷衍できるもので,事実,前世紀から今世紀の初頭にかけてH. Lissauerの失認論,J. Dejerineの失読論,H. Liepmannの失行論など,Wernickeの理論を他の高次機能障害に適用したモデルが次々に提唱されている。
音楽の機能画像
著者: 中田力
ページ範囲:P.32 - P.39
Ⅰ.Introductory review:言語と音楽の神経科学
1957年に出版されたNoam ChomskyのSyntactic Structures1)は現代言語学の出発点といわれる。Harvard大学の若き研修生であったChomskyは,それまで「刺激と反応」という図柄の上でのみ語られていた言語機能を,ヒトが生まれながらに持つ抽象概念機能に基づく創造過程のひとつであると位置づけた。幼児は言語を教えられるのではなく獲得する。高度な知能に支えられた思考機能の発達の過程で,与えられた環境の中から自己の思考を伝える媒体となる言葉を見つけ出し,内在する普遍的文法universal grammarに従って言語機能を獲得するとの理論である。サルは調音器官を持つが,この「言語獲得機能」を持たないとされる。
ドイツの音楽学者Heinrich ShenkerはSyntactic Structuresの発表される20年以上も前に,全く同じ理論を音楽学musicologyに展開していたといわれる2)。Shenkerの理論がChomskyの理論の原点であったかどうかは別として,言語と音楽とが高度の類似性を持った高次機能であることには異論の余地がない。ChomskyのLanguage and Mind3)に啓蒙されたBersteinが,音楽そのものを自然言語として位置づける努力を重ねたこともよく知られている4)。
言語獲得の脳科学
著者: 酒井邦嘉
ページ範囲:P.40 - P.53
言語学の歴史は古代ギリシャにまで遡ることができるが,今世紀中頃から,Chomskyによって革命的な発展を遂げることになった。Chicago Tribuneの調査によれば,Chomskyは古今東西で最も多く引用された10人の第8位に挙げられ,その10人のうちでただ一人健在である。今年70歳となるChomskyは,今なお現役でマサチューセッツ工科大学(MIT)の言語学科を中心に活躍を続けている。本稿では,Chomskyが影響を与えた言語獲得の考え方を中心に据えて,脳における言語情報処理について考えてみたい。
連載講座 個体の生と死・6
初期発生:卵割から胚葉形成まで
著者: 大谷浩
ページ範囲:P.54 - P.60
受精(fertilization)により受精卵:接合子(zygote)が形成されると,単細胞生物でない限り,引き続いて起こる細胞分裂により,多細胞からなる成体への長い発生過程の道のりが始まる。発生の最も初期に起こる細胞分裂は,成体における一般的な細胞分裂とは異なるいくつかの特徴を持っている。動物個体中で最大の細胞体を持つ受精卵は,卵割(cleavage)と呼ばれる,この一連の急速で特徴的な細胞分裂により,おびただしい数のより小さな細胞:割球(blastomere)へと次々に分割されていく。
その後の発生過程の様子には動物種により大きな差があるが,哺乳類を含む多くの動物では,割球からなる胚の中に胞胚腔(blastocoel)が形成され(胞胚blastula,哺乳類では胚盤胞blastocyst),さらに原始外胚葉:胚盤葉上層(primitive ectoderm;epiblast)と原始内胚葉:胚盤葉下層(primitive endoderm;hypoblast)の2層の胚葉が,ついでその2層の間に中胚葉(mesoderm)が分化する。
実験講座
GFPを用いたタンパク質の細胞内輸送の解析
著者: 矢野正人 , 森正敬
ページ範囲:P.61 - P.67
近年,細胞内でのタンパク質の発現と移行を観察するのに有用なマーカータンパク質として,発光クラゲ(Aequorea victoria)由来の蛍光タンパク質であるgreen fluorescent protein(GFP)が注目されている。これまでによく用いられているマーカータンパク質には,アルカリホスファターゼやルシフェラーゼなどがあるが,これらを用いる場合には,細胞の観察を行うために基質の添加が必要であり,その前に細胞を固定するなどの操作が必要である。これに対して,GFPはこれらのマーカータンパク質とは異なり,それ自体が蛍光を発するため,発光基質の添加やそのための固定を必要としない。それゆえ,GFPを融合したタンパク質を発現させた場合,そのタンパク質の細胞内局在や移行を生きたままの細胞内で観察することができる1,2)。
解説
筋ジストロフィーに対する遺伝子治療の基礎的研究―アデノウイルスベクターを用いた骨格筋に対する遺伝子導入の有用性
著者: 武田伸一
ページ範囲:P.68 - P.74
われわれは,筋ジストロフィーに対する遺伝子治療の基礎研究として,アデノウイルスベクターを用いた遺伝子導入を行い,その有効性と限界を明らかにしてきた。アデノウイルスベクターを用いた遺伝子導入法は,培養骨格筋細胞に対して有効であるばかりでなく,成熟マウスの骨格筋に対しても,短期間であれば効率の高い発現系として,遺伝子の発現研究や機能の検定に利用できることが明らかになった。本稿では,最初に筋ジストロフィーに対して遺伝子治療が考慮されるようになった背景について触れる。次に,われわれが実際にin vitroおよびin vivoで行った骨格筋細胞に対する遺伝子導入の結果を述べる。さらに,アデノウイルスベクターを用いた遺伝子導入法のin vitro,in vivo遺伝子発現系としての評価と遺伝子治療への利用の可能性について論じ,最後に筋ジストロフィーに対する遺伝子治療の将来像について触れることにする。
話題
「花房照子博士追悼シンポジウム」印象記―癌遺伝子Srcの興亡
著者: 松田道行
ページ範囲:P.75 - P.75
昨年5月7日に,一昨年(平成8年)1月にお亡くなりになったロックフェラー大学の花房照子博士を追悼して,癌遺伝子と情報伝達に関するシンポジウムが行われた。花房照子博士は夫君の文化功労者花房秀三郎博士とともに,30年以上もRous肉腫ウイルスの発癌機構の解明に尽くしてこられた。両先生の仕事が癌遺伝子の概念の確立とSrc癌遺伝子の発見に大きく貢献したことは有名である。
ロックフェラー大学は,野口英世の昔から今に至るまで医学研究のメッカであり続けている。そのロックフェラー大学構内の半球状の建物でひときわ目につくCaspary Hallでシンポジウムは行われた。演者は,長年のライバルで今やNIH総長を務めるノーベル賞受賞者Harold VarmusをはじめPeterVogt,Steve Martin,Joan Brugge,Ray EriksonといったSrc癌遺伝子研究の隆盛を築いてきた人々,Mount Sinai病院の癌研究所を率いるStuart Aaronson,RasやRBの発見で高名なRobert Weinbergら錚々たる面々である。このほかに,私を含む数名の花房研OBも話をする機会を与えられた。
基本情報

バックナンバー
75巻6号(2024年12月発行)
特集 新組織学シリーズⅤ:脂肪
75巻5号(2024年10月発行)
増大特集 学術研究支援の最先端
75巻4号(2024年8月発行)
特集 シングルセルオミクス
75巻3号(2024年6月発行)
特集 高速分子動画:動的構造からタンパク質分子制御へ
75巻2号(2024年4月発行)
特集 生命現象を駆動する生体内金属動態の理解と展開
75巻1号(2024年2月発行)
特集 脳と個性
74巻6号(2023年12月発行)
特集 新組織学シリーズⅣ:骨・軟骨
74巻5号(2023年10月発行)
増大特集 代謝
74巻4号(2023年8月発行)
特集 がん遺伝子の発見は現代医療を進歩させたか
74巻3号(2023年6月発行)
特集 クロマチンによる転写制御機構の最前線
74巻2号(2023年4月発行)
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74巻1号(2023年2月発行)
特集 シナプス
73巻6号(2022年12月発行)
特集 新組織学シリーズⅢ:血管とリンパ管
73巻5号(2022年10月発行)
増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学
73巻4号(2022年8月発行)
特集 形態形成の統合的理解
73巻3号(2022年6月発行)
特集 リソソーム研究の新展開
73巻2号(2022年4月発行)
特集 DNA修復による生体恒常性の維持
73巻1号(2022年2月発行)
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72巻6号(2021年12月発行)
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72巻5号(2021年10月発行)
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72巻4号(2021年8月発行)
特集 グローバル時代の新興再興感染症への科学的アプローチ
72巻3号(2021年6月発行)
特集 生物物理学の進歩—生命現象の定量的理解へ向けて
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72巻1号(2021年2月発行)
特集 小脳研究の未来
71巻6号(2020年12月発行)
特集 新組織学シリーズⅠ:最新の皮膚科学
71巻5号(2020年10月発行)
増大特集 難病研究の進歩
71巻4号(2020年8月発行)
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71巻3号(2020年6月発行)
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71巻2号(2020年4月発行)
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71巻1号(2020年2月発行)
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70巻6号(2019年12月発行)
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70巻5号(2019年10月発行)
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70巻4号(2019年8月発行)
特集 メカノバイオロジー
70巻3号(2019年6月発行)
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70巻2号(2019年4月発行)
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70巻1号(2019年2月発行)
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69巻6号(2018年12月発行)
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68巻6号(2017年12月発行)
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64巻3号(2013年6月発行)
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64巻2号(2013年4月発行)
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64巻1号(2013年2月発行)
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63巻6号(2012年12月発行)
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63巻5号(2012年10月発行)
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63巻3号(2012年6月発行)
特集 細胞極性の制御
63巻2号(2012年4月発行)
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63巻1号(2012年2月発行)
特集 小脳研究の課題(2)
62巻6号(2011年12月発行)
特集 コピー数変異
62巻5号(2011年10月発行)
特集 細胞核―構造と機能
62巻4号(2011年8月発行)
特集 小脳研究の課題
62巻3号(2011年6月発行)
特集 インフラマソーム
62巻2号(2011年4月発行)
特集 筋ジストロフィーの分子病態から治療へ
62巻1号(2011年2月発行)
特集 摂食制御の分子過程
61巻6号(2010年12月発行)
特集 細胞死か腫瘍化かの選択
61巻5号(2010年10月発行)
特集 シナプスをめぐるシグナリング
61巻4号(2010年8月発行)
特集 miRNA研究の最近の進歩
61巻3号(2010年6月発行)
特集 SNARE複合体-膜融合の機構
61巻2号(2010年4月発行)
特集 糖鎖のかかわる病気:発症機構,診断,治療に向けて
61巻1号(2010年2月発行)
特集 脳科学のモデル実験動物
60巻6号(2009年12月発行)
特集 ユビキチン化による生体機能の調節
60巻5号(2009年10月発行)
特集 伝達物質と受容体
60巻4号(2009年8月発行)
特集 睡眠と脳回路の可塑性
60巻3号(2009年6月発行)
特集 脳と糖脂質
60巻2号(2009年4月発行)
特集 感染症の現代的課題
60巻1号(2009年2月発行)
特集 遺伝子-脳回路-行動
59巻6号(2008年12月発行)
特集 mTORをめぐるシグナルタンパク
59巻5号(2008年10月発行)
特集 現代医学・生物学の仮説・学説2008
59巻4号(2008年8月発行)
特集 免疫学の最近の動向
59巻3号(2008年6月発行)
特集 アディポゲネシス
59巻2号(2008年4月発行)
特集 細胞外基質-研究の新たな展開
59巻1号(2008年2月発行)
特集 コンピュータと脳
58巻6号(2007年12月発行)
特集 グリケーション(糖化)
58巻5号(2007年10月発行)
特集 タンパク質間相互作用
58巻4号(2007年8月発行)
特集 嗅覚受容の分子メカニズム
58巻3号(2007年6月発行)
特集 骨の形成と破壊
58巻2号(2007年4月発行)
特集 シナプス後部構造の形成・機構と制御
58巻1号(2007年2月発行)
特集 意識―脳科学からのアプローチ
57巻6号(2006年12月発行)
特集 血管壁
57巻5号(2006年10月発行)
特集 生物進化の分子マップ
57巻4号(2006年8月発行)
特集 脳科学が求める先端技術
57巻3号(2006年6月発行)
特集 ミエリン化の機構とその異常
57巻2号(2006年4月発行)
特集 膜リサイクリング
57巻1号(2006年2月発行)
特集 こころと脳:とらえがたいものを科学する
56巻6号(2005年12月発行)
特集 構造生物学の現在と今後の展開
56巻5号(2005年10月発行)
特集 タンパク・遺伝子からみた分子病―新しく解明されたメカニズム
56巻4号(2005年8月発行)
特集 脳の遺伝子―どこでどのように働いているのか
56巻3号(2005年6月発行)
特集 Naチャネル
56巻2号(2005年4月発行)
特集 味覚のメカニズムに迫る
56巻1号(2005年2月発行)
特集 情動―喜びと恐れの脳の仕組み
55巻6号(2004年12月発行)
特集 脳の深部を探る
55巻5号(2004年10月発行)
特集 生命科学のNew Key Word
55巻4号(2004年8月発行)
特集 心筋研究の最前線
55巻3号(2004年6月発行)
特集 分子進化学の現在
55巻2号(2004年4月発行)
特集 アダプタータンパク
55巻1号(2004年2月発行)
特集 ニューロンと脳
54巻6号(2003年12月発行)
特集 オートファジー
54巻5号(2003年10月発行)
特集 創薬ゲノミクス・創薬プロテオミクス・創薬インフォマティクス
54巻4号(2003年8月発行)
特集 ラフトと細胞機能
54巻3号(2003年6月発行)
特集 クロマチン
54巻2号(2003年4月発行)
特集 樹状突起
54巻1号(2003年2月発行)
53巻6号(2002年12月発行)
特集 ゲノム全解読とポストゲノムの問題点
53巻5号(2002年10月発行)
特集 加齢の克服―21世紀の課題
53巻4号(2002年8月発行)
特集 一価イオンチャネル
53巻3号(2002年6月発行)
特集 細胞質分裂
53巻2号(2002年4月発行)
特集 RNA
53巻1号(2002年2月発行)
連続座談会 脳とこころ―21世紀の課題
52巻6号(2001年12月発行)
特集 血液脳関門研究の最近の進歩
52巻5号(2001年10月発行)
特集 モチーフ・ドメインリスト
52巻4号(2001年8月発行)
特集 骨格筋研究の新展開
52巻3号(2001年6月発行)
特集 脳の発達に関与する分子機構
52巻2号(2001年4月発行)
特集 情報伝達物質としてのATP
52巻1号(2001年2月発行)
連続座談会 脳を育む
51巻6号(2000年12月発行)
特集 機械的刺激受容の分子機構と細胞応答
51巻5号(2000年10月発行)
特集 ノックアウトマウスリスト
51巻4号(2000年8月発行)
特集 臓器(組織)とアポトーシス
51巻3号(2000年6月発行)
特集 自然免疫における異物認識と排除の分子機構
51巻2号(2000年4月発行)
特集 細胞極性の形成機序
51巻1号(2000年2月発行)
特集 脳を守る21世紀生命科学の展望
50巻6号(1999年12月発行)
特集 細胞内輸送
50巻5号(1999年10月発行)
特集 病気の分子細胞生物学
50巻4号(1999年8月発行)
特集 トランスポーターの構造と機能協関
50巻3号(1999年6月発行)
特集 時間生物学の新たな展開
50巻2号(1999年4月発行)
特集 リソソーム:最近の研究
50巻1号(1999年2月発行)
連続座談会 脳を守る
49巻6号(1998年12月発行)
特集 発生・分化とホメオボックス遺伝子
49巻5号(1998年10月発行)
特集 神経系に作用する薬物マニュアル1998
49巻4号(1998年8月発行)
特集 プロテインキナーゼCの多様な機能
49巻3号(1998年6月発行)
特集 幹細胞研究の新展開
49巻2号(1998年4月発行)
特集 血管―新しい観点から
49巻1号(1998年2月発行)
特集 言語の脳科学
48巻6号(1997年12月発行)
特集 軸索誘導
48巻5号(1997年10月発行)
特集 受容体1997
48巻4号(1997年8月発行)
特集 マトリックス生物学の最前線
48巻3号(1997年6月発行)
特集 開口分泌のメカニズムにおける新しい展開
48巻2号(1997年4月発行)
特集 最近のMAPキナーゼ系
48巻1号(1997年2月発行)
特集 21世紀の脳科学
47巻6号(1996年12月発行)
特集 老化
47巻5号(1996年10月発行)
特集 器官―その新しい視点
47巻4号(1996年8月発行)
特集 エンドサイトーシス
47巻3号(1996年6月発行)
特集 細胞分化
47巻2号(1996年4月発行)
特集 カルシウム動態と細胞機能
47巻1号(1996年2月発行)
特集 神経科学の最前線
46巻6号(1995年12月発行)
特集 病態を変えたよく効く医薬
46巻5号(1995年10月発行)
特集 遺伝子・タンパク質のファミリー・スーパーファミリー
46巻4号(1995年8月発行)
特集 ストレス蛋白質
46巻3号(1995年6月発行)
特集 ライソゾーム
46巻2号(1995年4月発行)
特集 プロテインホスファターゼ―最近の進歩
46巻1号(1995年2月発行)
特集 神経科学の謎
45巻6号(1994年12月発行)
特集 ミトコンドリア
45巻5号(1994年10月発行)
特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ
45巻4号(1994年8月発行)
特集 造血の機構
45巻3号(1994年6月発行)
特集 染色体
45巻2号(1994年4月発行)
特集 脳と分子生物学
45巻1号(1994年2月発行)
特集 グルコーストランスポーター
44巻6号(1993年12月発行)
特集 滑面小胞体をめぐる諸問題
44巻5号(1993年10月発行)
特集 現代医学・生物学の仮説・学説
44巻4号(1993年8月発行)
特集 細胞接着
44巻3号(1993年6月発行)
特集 カルシウムイオンを介した調節機構の新しい問題点
44巻2号(1993年4月発行)
特集 蛋白質の細胞内転送とその異常
44巻1号(1993年2月発行)
座談会 脳と遺伝子
43巻6号(1992年12月発行)
特集 成長因子受容体/最近の進歩
43巻5号(1992年10月発行)
特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉
43巻4号(1992年8月発行)
特集 細胞機能とリン酸化
43巻3号(1992年6月発行)
特集 血管新生
43巻2号(1992年4月発行)
特集 大脳皮質発達の化学的側面
43巻1号(1992年2月発行)
特集 意識と脳
42巻6号(1991年12月発行)
特集 細胞活動の日周リズム
42巻5号(1991年10月発行)
特集 神経系に作用する薬物マニュアル
42巻4号(1991年8月発行)
特集 開口分泌の細胞内過程
42巻3号(1991年6月発行)
特集 ペルオキシソーム/最近の進歩
42巻2号(1991年4月発行)
特集 脳の移植と再生
42巻1号(1991年2月発行)
特集 脳と免疫
41巻6号(1990年12月発行)
特集 注目の実験モデル動物
41巻5号(1990年10月発行)
特集 LTPとLTD:その分子機構
41巻4号(1990年8月発行)
特集 New proteins
41巻3号(1990年6月発行)
特集 シナプスの形成と動態
41巻2号(1990年4月発行)
特集 細胞接着
41巻1号(1990年2月発行)
特集 発がんのメカニズム/最近の知見
40巻6号(1989年12月発行)
特集 ギャップ結合
40巻5号(1989年10月発行)
特集 核内蛋白質
40巻4号(1989年8月発行)
特集 研究室で役に立つ新しい試薬
40巻3号(1989年6月発行)
特集 細胞骨格異常
40巻2号(1989年4月発行)
特集 大脳/神経科学からのアプローチ
40巻1号(1989年2月発行)
特集 分子進化
39巻6号(1988年12月発行)
特集 細胞内における蛋白質局在化機構
39巻5号(1988年10月発行)
特集 細胞測定法マニュアル
39巻4号(1988年8月発行)
特集 細胞外マトリックス
39巻3号(1988年6月発行)
特集 肺の微細構造と機能
39巻2号(1988年4月発行)
特集 生体運動の分子機構/研究の発展
39巻1号(1988年2月発行)
特集 遺伝子疾患解析の発展
38巻6号(1987年12月発行)
-チャンネルの最近の動向
38巻5号(1987年10月発行)
特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル
38巻4号(1987年8月発行)
特集 視覚初期過程の分子機構
38巻3号(1987年6月発行)
特集 人間の脳
38巻2号(1987年4月発行)
特集 体液カルシウムのホメオスタシス
38巻1号(1987年2月発行)
特集 医学におけるブレイクスルー/基礎研究からの挑戦
37巻6号(1986年12月発行)
特集 神経活性物質受容体と情報伝達
37巻5号(1986年10月発行)
特集 中間径フィラメント
37巻4号(1986年8月発行)
特集 細胞生物学実験マニュアル
37巻3号(1986年6月発行)
特集 脳の化学的トポグラフィー
37巻2号(1986年4月発行)
特集 血小板凝集
37巻1号(1986年2月発行)
特集 脳のモデル
36巻6号(1985年12月発行)
特集 脂肪組織
36巻5号(1985年10月発行)
特集 細胞分裂をめぐって
36巻4号(1985年8月発行)
特集 神経科学実験マニュアル
36巻3号(1985年6月発行)
特集 血管内皮細胞と微小循環
36巻2号(1985年4月発行)
特集 肝細胞と胆汁酸分泌
36巻1号(1985年2月発行)
特集 Transmembrane Control
35巻6号(1984年12月発行)
特集 細胞毒マニュアル—実験に用いられる細胞毒の知識
35巻5号(1984年10月発行)
特集 中枢神経系の再構築
35巻4号(1984年8月発行)
特集 ゲノムの構造
35巻3号(1984年6月発行)
特集 神経科学の仮説
35巻2号(1984年4月発行)
特集 哺乳類の初期発生
35巻1号(1984年2月発行)
特集 細胞生物学の現状と展望
34巻6号(1983年12月発行)
特集 蛋白質の代謝回転
34巻5号(1983年10月発行)
特集 受容・応答の膜分子論
34巻4号(1983年8月発行)
特集 コンピュータによる生物現象の再構成
34巻3号(1983年6月発行)
特集 細胞の極性
34巻2号(1983年4月発行)
特集 モノアミン系
34巻1号(1983年2月発行)
特集 腸管の吸収機構
33巻6号(1982年12月発行)
特集 低栄養と生体機能
33巻5号(1982年10月発行)
特集 成長因子
33巻4号(1982年8月発行)
特集 リン酸化
33巻3号(1982年6月発行)
特集 神経発生の基礎
33巻2号(1982年4月発行)
特集 細胞の寿命と老化
33巻1号(1982年2月発行)
特集 細胞核
32巻6号(1981年12月発行)
特集 筋小胞体研究の進歩
32巻5号(1981年10月発行)
特集 ペプチド作働性シナプス
32巻4号(1981年8月発行)
特集 膜の転送
32巻3号(1981年6月発行)
特集 リポプロテイン
32巻2号(1981年4月発行)
特集 チャネルの概念と実体
32巻1号(1981年2月発行)
特集 細胞骨格
31巻6号(1980年12月発行)
特集 大脳の機能局在
31巻5号(1980年10月発行)
特集 カルシウムイオン受容タンパク
31巻4号(1980年8月発行)
特集 化学浸透共役仮説
31巻3号(1980年6月発行)
特集 赤血球膜の分子構築
31巻2号(1980年4月発行)
特集 免疫系の情報識別
31巻1号(1980年2月発行)
特集 ゴルジ装置
30巻6号(1979年12月発行)
特集 細胞間コミニケーション
30巻5号(1979年10月発行)
特集 In vitro運動系
30巻4号(1979年8月発行)
輸送系の調節
30巻3号(1979年6月発行)
特集 網膜の構造と機能
30巻2号(1979年4月発行)
特集 神経伝達物質の同定
30巻1号(1979年2月発行)
特集 生物物理学の進歩—第6回国際生物物理学会議より
29巻6号(1978年12月発行)
特集 最近の神経科学から
29巻5号(1978年10月発行)
特集 下垂体:前葉
29巻4号(1978年8月発行)
特集 中枢のペプチド
29巻3号(1978年6月発行)
特集 心臓のリズム発生
29巻2号(1978年4月発行)
特集 腎機能
29巻1号(1978年2月発行)
特集 膜脂質の再検討
28巻6号(1977年12月発行)
特集 青斑核
28巻5号(1977年10月発行)
特集 小胞体
28巻4号(1977年8月発行)
特集 微小管の構造と機能
28巻3号(1977年6月発行)
特集 神経回路網と脳機能
28巻2号(1977年4月発行)
特集 生体の修復
28巻1号(1977年2月発行)
特集 生体の科学の現状と動向
27巻6号(1976年12月発行)
特集 松果体
27巻5号(1976年10月発行)
特集 遺伝マウス・ラット
27巻4号(1976年8月発行)
特集 形質発現における制御
27巻3号(1976年6月発行)
特集 生体と化学的環境
27巻2号(1976年4月発行)
特集 分泌腺
27巻1号(1976年2月発行)
特集 光受容
26巻6号(1975年12月発行)
特集 自律神経と平滑筋の再検討
26巻5号(1975年10月発行)
特集 脳のプログラミング
26巻4号(1975年8月発行)
特集 受精機構をめぐつて
26巻3号(1975年6月発行)
特集 細胞表面と免疫
26巻2号(1975年4月発行)
特集 感覚有毛細胞
26巻1号(1975年2月発行)
特集 体内のセンサー
25巻5号(1974年12月発行)
特集 生体膜—その基本的課題
25巻4号(1974年8月発行)
特集 伝達物質と受容物質
25巻3号(1974年6月発行)
特集 脳の高次機能へのアプローチ
25巻2号(1974年4月発行)
特集 筋細胞の分化
25巻1号(1974年2月発行)
特集 生体の科学 展望と夢
24巻6号(1973年12月発行)
24巻5号(1973年10月発行)
24巻4号(1973年8月発行)
24巻3号(1973年6月発行)
24巻2号(1973年4月発行)
24巻1号(1973年2月発行)
23巻6号(1972年12月発行)
23巻5号(1972年10月発行)
23巻4号(1972年8月発行)
23巻3号(1972年6月発行)
23巻2号(1972年4月発行)
23巻1号(1972年2月発行)
22巻6号(1971年12月発行)
22巻5号(1971年10月発行)
22巻4号(1971年8月発行)
22巻3号(1971年6月発行)
22巻2号(1971年4月発行)
22巻1号(1971年2月発行)
21巻7号(1970年12月発行)
21巻6号(1970年10月発行)
21巻4号(1970年8月発行)
特集 代謝と機能
21巻5号(1970年8月発行)
21巻3号(1970年6月発行)
21巻2号(1970年4月発行)
21巻1号(1970年2月発行)
20巻6号(1969年12月発行)
20巻5号(1969年10月発行)
20巻4号(1969年8月発行)
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20巻1号(1969年2月発行)
19巻6号(1968年12月発行)
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18巻6号(1967年12月発行)
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17巻6号(1966年12月発行)
17巻5号(1966年10月発行)
17巻4号(1966年8月発行)
17巻3号(1966年6月発行)
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16巻6号(1965年12月発行)
16巻5号(1965年10月発行)
16巻4号(1965年8月発行)
16巻3号(1965年6月発行)
16巻2号(1965年4月発行)
16巻1号(1965年2月発行)
15巻6号(1964年12月発行)
特集 生体膜その3
15巻5号(1964年10月発行)
特集 生体膜その2
15巻4号(1964年8月発行)
特集 生体膜その1
15巻3号(1964年6月発行)
特集 第13回日本生理科学連合シンポジウム
15巻2号(1964年4月発行)
15巻1号(1964年2月発行)
14巻6号(1963年12月発行)
特集 興奮收縮伝関
14巻5号(1963年10月発行)
14巻4号(1963年8月発行)
14巻3号(1963年6月発行)
14巻1号(1963年2月発行)
特集 第9回中枢神経系の生理学シンポジウム
14巻2号(1963年2月発行)
13巻6号(1962年12月発行)
13巻5号(1962年10月発行)
特集 生物々理—生理学生物々理若手グループ第1回ミーティングから
13巻4号(1962年8月発行)
13巻3号(1962年6月発行)
13巻2号(1962年4月発行)
Symposium on Permeability of Biological Membranes
13巻1号(1962年2月発行)
12巻6号(1961年12月発行)
12巻5号(1961年10月発行)
12巻4号(1961年8月発行)
12巻3号(1961年6月発行)
12巻2号(1961年4月発行)
12巻1号(1961年2月発行)
11巻6号(1960年12月発行)
Symposium On Active Transport
11巻5号(1960年10月発行)
11巻4号(1960年8月発行)
11巻3号(1960年6月発行)
11巻2号(1960年4月発行)
11巻1号(1960年2月発行)
10巻6号(1959年12月発行)
10巻5号(1959年10月発行)
10巻4号(1959年8月発行)
10巻3号(1959年6月発行)
10巻2号(1959年4月発行)
10巻1号(1959年2月発行)
8巻6号(1957年12月発行)
8巻5号(1957年10月発行)
特集 酵素と生物
8巻4号(1957年8月発行)
8巻3号(1957年6月発行)
8巻2号(1957年4月発行)
8巻1号(1957年2月発行)