血管内面を1層に覆う内皮細胞は,多彩な機能を発揮して血液循環ひいては生体機能の恒常性の保持に重要な役割を果たしている。例えば,内皮細胞は平滑筋を弛緩するプロスタサイクリン(PGI2),一酸化窒素(NO),C型利尿ペプチド(CNP)やアドレノメデュリン(AM)を,一方,平滑筋を収縮させるエンドセリン(ET)やトロンボキサンA2を放出し,血管のトーヌスの調節を行っている。また,内皮細胞表面にはトロンボモデュリンやヘパラン硫酸が発現し,血管内面を抗血栓性に保っている。さらに,多くの種類の接着分子や細胞増殖因子を介して他の細胞とも積極的な相互作用を行い,組織の炎症や免疫反応やリモデリングにも関わっている。
従来,こうした内皮機能を調節するのはホルモン,サイトカイン,ニューロトランスミッターなどの液性因子であると考えられてきた。しかし,近年,内皮細胞が接している血流に起因する壁ずり応力(wall shear stress)といった血行力学因子も,内皮機能を大きく修飾することが明らかになってきた1)。生体で血流が増加すると内皮依存性に血管の径が大きくなり,逆に血流が減少すると径が小さくなる現象が起こる事実は,内皮が血流の変化に反応することを示している2)。
雑誌目次
生体の科学49巻2号
1998年04月発行
雑誌目次
特集 血管―新しい観点から
血行力学による血管内皮遺伝子発現
著者: 安藤譲二 , 是永理佐
ページ範囲:P.78 - P.86
血管内で血液が凝固しない機構
著者: 丸山征郎
ページ範囲:P.87 - P.92
生体組織は酸素と栄養を血液から供給され,休むことなく代謝を営んでいる。従って血液の遮断は,即組織の死に直結することになる。この血液を血管外に漏らすことなく,またひとときも休むことなく送っているのが,全身に張り巡らされた血管である。従って「血液」は「血管内では決して凝固することなく」,また逆に「血管破綻の際には直ちに止血し,その血管壁を自己修復」するという任務を負わされている。
本論では「血管内で血液が凝固しない機構」について述べ,さらにその逆の現象である「血管破綻の際には直ちに血液が凝固し,止血する」仕組みについて述べる。
血管内皮における張力刺激と細胞骨格
著者: 杉本啓治 , 武政徹 , 藤井幸子 , 山下和雄
ページ範囲:P.93 - P.98
筋肉細胞をはじめ,生体を構成する多くの細胞は何らかの機械刺激を受けている。血管内皮細胞も血流による流れずり応力,あるいは血圧による張力などの機械刺激を常時受けている細胞である。こうした刺激に対する応答を内皮細胞が活発に行って,血管としての恒常性を保っている事実が最近つぎつぎに明らかにされている1)。また,その機能不全が動脈硬化をはじめ脈管病変の主原因の一つになることからも,内皮細胞が機械刺激に対して示す応答反応の実体を明らかにすることが重要な課題になっている2)。本稿においては,張力刺激に対して内皮細胞が示すアクチン系細胞骨格の動態について解説する。他の細胞骨格要素が機械刺激によって明確な対応変化を示したとの報告はまだなされていないこともあり,内容的には細胞/基質間接着に関わるアクチン線維束(=ストレスファイバー:SF3))に関するものになることをまずお断りしておく。
内皮細胞接着因子PECAM-1と流れ感知・情報伝達
著者: 藤原敬己 , 増田道隆 , 大澤正輝
ページ範囲:P.99 - P.102
血管および心臓の内面,すなわち血液が直に触れることのできる部分はすべて,単層の内皮細胞が形成する内皮と呼ばれる組織で覆われている。形態的にはきわめてシンプルな単層細胞組織だが,最近の研究から内皮は物質の選択的透過機能,諸生理活性物質の産生,情報伝達のインターフェース機能など,実に多様かつ重要な生体機能を持っていることがわかってきた。そうした機能の維持には,内皮組織が構造的完全性(integrity)を保つことが必要で,そのためには細胞間接着がうまく機能しなければならない。内皮細胞で発現されている細胞間接着分子には,ほかの上皮組織で見られるカドヘリン(cadherin)やオクルーディン(occludin)などに加え,PECAM-1(platelet endothelial cell adhesion molecule-1)がある。PECAM-1はほかの上皮組織では発現されておらず,内皮細胞が関係する細胞間接着に働いている分子である。ここでは内皮細胞におけるPECAM-1の働きについて考察する。
血管内皮細胞の新しい活性物質
著者: 三井洋司 , 鈴木徹
ページ範囲:P.103 - P.108
血管内皮細胞は多彩な機能を持つことが最近注目されている。それには新しい発見が大きな貢献をしてきた。例えば,エンドセリンは内皮細胞が分泌するパラクラインホルモンの血管収縮因子として発見された。しかし,内皮細胞自身のNO放出に働くオートクライン作用のほか細胞増殖やアポトーシスへの関わりも重要である。神経細胞,平滑筋細胞,心筋細胞,線維芽細胞など多彩な細胞がエンドセリン(ET)を分泌することがわかってきて,その生物学的な役割の解明が新しく展開している。それに加えて,エンドセリンファミリー遺伝子のクローニングにより,ET-1のほかにET-2(マウスやラットではVIC)とET-3が発見された。さらに,それらの受容体群(ETRA ETRB ETRC)の解析を通じて,神経・心臓の初期発生やヒト遺伝子疾患への関わりなどが次々に解明されてきている。こうした展開は当然エンドセリンに限られたことではない。新しい生理活性物質の発見が産むインパクトの強さを示している。
われわれの研究グループは,この新しい生理活性物質の発見を目的とした戦略を展開している。例えば,1988年エンドセリンの分離,構造決定の際には,当時われわれがブタ大動脈由来の血管内皮細胞から樹立した不死化細胞株を用いて,その無血清培養液に分泌させた血管収縮因子を分離精製したことから,ブレークスルーが生じたのである。
血管内皮・平滑筋細胞と弾性線維
著者: 大山俊郎
ページ範囲:P.109 - P.113
成人の弾性型動脈(大動脈,冠状動脈,頚動脈など)の壁は内腔表面の1層の内皮細胞,その直下の平滑筋細胞と線維成分からなる内膜肥厚,内弾性板,数―数十層の弾性板と平滑筋細胞からなる中膜,外弾性板,外膜からなる。心臓から発生する脈動に伴う血流がもつ内圧は,一定の圧波として壁に時系列でかかっている。壁のストレスは拡張圧と血管内径に比例し,血管壁厚に反比例する(Laplaceの法則)。壁の弾性(コンプライアンス)は主に弾性線維が構築する弾性板に由来する。弾性線維の弾性の源となる蛋白はエラスチンと呼ばれ,可溶性の67kDaの前駆体トロポエラスチンが酵素リシルオキシダーゼの助けを借りて架橋したものである。中膜では弾性線維と平滑筋細胞はいくつかのエラスチンレセプターまたはエラスチン結合蛋白を介して直接接して,壁全体の力学的連関性を維持している。エラスチンは動脈壁では平滑筋細胞より産生される。
近年,エラスチン遺伝子の制御,細胞生物学的作用の面で研究が急速に進歩した。ここでは血圧とエラスチン代謝,エラスチン合成の制御機構,エラスチンの生物学的作用,レセプター,老化と弾性線維についての最近のトピックスを述べる。
血管平滑筋分化に関与する遺伝子
著者: 森崎隆幸
ページ範囲:P.114 - P.120
平滑筋の発生分化の分子機構はまだ不明な点が多い。筋肉のなかで心筋の研究は骨格筋に10年遅れ,平滑筋は心筋にさらに10年遅れているといわれるほどであり,ようやく研究が進んできている。骨格筋における1987年のMyoDの発見とそれに続くbHLHタンパク質ファミリーの解析,MADSスーパーファミリーに属するMEF 2因子の単離や解析は,「単一遺伝子(転写因子遺伝子)の発現により分化プログラムを開始しうる」という転写因子を中心とした細胞の発生分化の分子機構を明らかにし,他の細胞の分化モデルとしても重要な知見を与えている1,2)。また,心筋でも1993年にホメオボックス遺伝子に属する心筋特異的遺伝子Csx(Nkxファミリー)が単離された3)。しかし,心筋では単独で分化プログラムを開始しうる遺伝子は明らかではなく,Csx(Nkx)遺伝子ファミリー,MEF 2遺伝子ファミリー,GATA遺伝子ファミリー,bHLH遺伝子であるHand遺伝子群などの転写因子の分化における役割が明らかになりつつある4)。一方,平滑筋においては特異的遺伝子発現機構の解明がようやく始まったばかりである。本稿では平滑筋の発生分化に関わる分子機構についての最近の知見について述べるが,血管平滑筋の形質転換や増殖に関わる点については本書別項にて詳細が述べられているので,ここでは平滑筋の発生分化を中心に述べる。
平滑筋細胞形質決定因子―その細胞内情報伝達機構と遺伝子発現制御
著者: 西田亙 , 林謙一郎 , 祖父江憲治
ページ範囲:P.121 - P.130
平滑筋は,心筋・骨格筋(横紋筋)とはその構造および機能において大きな違いがある。横紋筋はアクチンフィラメント上に存在するトロポニン複合体によるCa2+感受性の収縮制御を受けている。また,筋線維はZ帯などで整然と区画され,筋細胞の全長にわたり平行に配列していることから,横紋筋の収縮は二次元的である。一方,平滑筋には横紋筋に認められるトロポニンが存在しない。このため平滑筋の収縮制御機構は長らく不明であったが,現在ではカルデスモンによるアクチン側と,ミオシン軽鎖キナーゼによるミオシン側の二重制御を受けていると考えられている。また,平滑筋には横紋は観察されず,Z帯も存在しない。平滑筋の筋線維はZ帯の代わりに,緻密斑(dense membrane,dense plaque)もしくは緻密体(dense body)を足場としてらせん状に配列している。結果として,平滑筋の収縮は三次元的であり,これが血管や消化管のトーヌス維持あるいは収縮にあずかっている。
興味深いことに,平滑筋および横紋筋には上述したような大きな相違が認められるにもかかわらず,アクチン・ミオシン・トロポミオシンなどの基本収縮蛋白質の構成は驚くほど似通っている。両者の差異を決定するものは一体,何であろうか。骨格筋特異的な蛋白質の転写調節に関しては,MyoDの発見以来かなりの部分が明らかになってきた。
新しい分化した血管平滑筋細胞株
著者: 大見和宏
ページ範囲:P.131 - P.136
生体内の正常血管組織に存在する血管平滑筋細胞は静止状態にあり,分化形質(収縮能,平滑筋型細胞骨格蛋白質の発現など)を維持している。それを培養系に移した場合,細胞は形質転換を起こして脱分化する(増殖能の獲得,収縮能の低下,平滑筋細胞型から非筋細胞型への細胞骨格蛋白質のアイソフォームの変換)1-7)。現在までの研究では,一度脱分化した培養平滑筋細胞や未分化な細胞を完全に平滑筋に分化させる条件は報告されていない。しかし,筆者がp 53ノックアウトマウスの大動脈から得た血管平滑筋細胞株は,通常培養下での平滑筋細胞ではダウンレギュレートされていたいくつかの平滑筋マーカーを発現しており,さらに薬物処理により分化制御が可能な細胞である。本稿では,この新規血管平滑筋細胞株作製の経緯と現在までに明らかとなっている細胞の性質について述べる。
血管平滑筋細胞の分化とミオシン遺伝子の発現
著者: 星野洋一 , 永井良三
ページ範囲:P.137 - P.144
血管平滑筋細胞は発生・分化あるいは動脈硬化症などの疾病において,その形質を変化させることが知られている。形質変換と呼ばれるこの現象は平滑筋細胞の形態だけでなく,細胞に存在する様々な遺伝子の発現も変化させる。収縮蛋白であるミオシンもその一つである。平滑筋特異的な発現をするミオシン重鎖遺伝子などの制御機構の解明が,平滑筋細胞における形質変換の解明につながる。しかし,骨格筋や心筋に比べその分子メカニズムには不明な点がまだ多い。骨格筋ではMyo DファミリーやMEF 2と呼ばれる転写因子が重要な役割を担う。骨格筋では,これらの転写因子が欠損すると骨格筋発生のプログラムが停止する。また,心筋細胞でもGATAファミリー,TEF,MEF 2などの転写因子がその発生に不可欠である。一方,平滑筋細胞では発生・分化に関与する特異的な転写因子は発見されていない。本稿では血管平滑筋細胞の分化について平滑筋ミオシン重鎖遺伝子を中心に解説する。
連載講座 個体の生と死・7
初期発生:体軸形成と胚葉の分化
著者: 森本武志 , 塩田浩平
ページ範囲:P.145 - P.151
動物の発生においては,たった1個の細胞である受精卵から,形態的・機能的に分化した多様な細胞の集団から成る体が形作られる。その過程でどのようなメカニズムによって細胞が分化し,多様な細胞系譜ができるか,また,複雑なボディープランがどのようにして作られるかは,古くから発生学における中心的な問題であった。従来ブラックボックスの中にあったこれらの問題も,近年の分子生物学の成果によって新たな視点が開けてきている。ボディープランの分子機構については,哺乳類でのデータは乏しいが,最近,両生類などの胚で次々と重要な分子が発見され,その制御機構が明らかにされつつある。本稿では,体軸形成と胚葉の分化について,形態学的な所見と最近の知見を含めて概説する。胚葉分化のうち,最も興味深く,また最も詳しく研究されているのが中胚葉の分化であるが,中胚葉については,次号で詳しく論じられることになっている。
実験講座
血管壁の力学特性とその無侵襲診断法
著者: 横堀壽光
ページ範囲:P.152 - P.156
血管壁は内皮細胞,エラスチン(弾性線維),コラーゲン(膠原線維),平滑筋(smooth muscle)により構成される複合材料である1)。また,血圧上昇や動脈硬化の進行に伴って,線維の構成や力学的性質が変化することが知られている2-5)。この現象はin vitro下での拍動圧流負荷実験においても見られる3)。したがって,その力学的要因として,血管壁を構成する各線維がゴム弾性の分子の再配列に見られるような,圧力負荷方向への再配列を生じることが示唆される3,5)。
血管壁の力学試験としては,血管を試験片の形に切出して静的引張試験を行い,応力―歪の関係を求めることが試みられている6)。この方法により,コラーゲン,エラスチンの力学的性質の相違が明らかにされている7)。また,血管に内圧を負荷して内圧変化に伴う血管半径の増加特性を調べることも試みられている8,9-11)。この時,血管壁の剛性を表すパラメータとして圧力弾性係数9),増分弾性係数10),スティフネスパラメータ8)などが提案されている。また,局所的な血管病変部の弾性率を評価する方法として,ピペット法と呼ばれる方法も提案されている12)。
話題
米国骨代謝学会印象記―カルシトニンレセプター
著者: 中村美砂
ページ範囲:P.157 - P.157
平成9年9月10日から14日までの5日間,米国オハイオ州シンシナティーで「第19回米国骨代謝学会(ASBMR)」が開催された。本会は非常に大きな学会で,ここ数年の参加者数は3,500人以上である。連日,朝8時から夜の7時までにおよぶ記念講演,コンカレントセッション,ポスターセッションなど合わせて約1,700もの演題が発表された。さらに夜は11時頃までサテライトシンポジウムやワーキンググループ毎のセッションも催されていた。また,一昨年から新たに設けられたグラント申請の秘訣をディスカッションできる‘Meet-the-NIH Lunch Sessions’も設けられていた。
さて,このような多くの発表の中から,私の研究テーマである甲状腺C細胞で産生,分泌されるホルモンのカルシトニン(CT)に関連した報告について,不十分ではあるが紹介させていただく。
Gordon Research Conference(老化の生物学)に参加して
著者: 石井直明
ページ範囲:P.158 - P.158
1997年1月に,米国カリフォルニア州のリゾート,ベンチュラにおいてゴードン・リサーチ・カンファレンス「老化の生物学」が開かれた。会場となったダブルツリーは観光客相手の酒落たホテルであったが,さすがにこの季節は人もまばらで,静かな落ち着いた雰囲気であった。今回は研究仲間であるコロラド大学のT. Johnson教授がオーガナイズしたものであったので,彼の誘いで参加させてもらった。想像した通り,老化研究をリードする研究者たちによって,夕方2時間のポスターセッションを挟んで,朝9時から夜10時まで熱心な講演と討論が行われた。さらに,深夜はグラス片手にポスターを肴に熱い議論が闘わされた5日間であった。この会が示した老化研究の動向を簡単に紹介する。
老化の研究分野は多岐に亘り,今回もクラッシックな遺伝学や分子遺伝学を用いた基礎老化研究から,ヒトの老年病であるアルツハイマーや循環器疾患,骨粗鬆症までの広い範囲の話題が提供された。基礎研究においては老化を遺伝子の面から捕える方向に進みつつあり,実験動物として遺伝学的手法が確立しているマウスやショウジョウバエ,酵母のほかに,近年遺伝子解析が急速に進んでいる線虫の一種,C. elegans(C. エンガレンス)が話題の中心となった。
米国人類遺伝学会大会印象記
著者: 剣持直哉
ページ範囲:P.159 - P.160
1997年10月28日から11月1日までの5日間,米国のボルチモア市で第47回「米国人類遺伝学会大会」が開催された。本大会は,毎年秋に米国またはカナダの大都市で開かれるたいへん歴史のある学会で,米国のみならず世界各地から多数の研究者が集まり,最新の知見をもとに活発な情報交換を行っている。筆者は本学会へは3回目の参加であるが,常に驚かされることはその規模の大きさと発表の多様さである。今回の演題数は口頭発表が約300題,ポスターが約1800題であった。しかしこれですべてではなく,ポスターにも選ばれなかった(発表が不採択)抄録がさらに数百題あるというから驚きである。米国における人類遺伝学者の層の厚さを物語っているともいえる。これだけの演題の発表の場となった,ボルチモアのコンベンションセンターもたいへん立派な会場で,なんとすべてのポスターを全期間に亘って掲示できる,それも一人150cm幅のスペースでという,日本の学会では考えられないような施設を有していた。発表は多岐に亘っており,最新の技術を用いた分子遺伝学から社会倫理の問題まで広くカバーしており,人類遺伝学を総合的に理解するための格好の場を提供しているといえる。焦点を絞ったコールドスプリングハーバーのミーティングやゴードンカンファレンスも魅力的ではあるが,いろいろな研究者が一堂に会する本学会も,日本から一度は参加する価値がある学会のひとつであると筆者は常々感じている。
国際自律神経科学会第1回会議見聞録
著者: 西村俊彦
ページ範囲:P.161 - P.162
International Society for Autonomic Neuroscience(ISAN)の第1回会議が1997年9月14日から6日間,オーストラリア北西のクイーンズランド州東海岸に位置するケアンズ市コンベンションセンターで約450人の参加者を集めて開催された。ISANの初代会長はロンドン大学のDr. Burnstock(現在はRoyal Free Hospital,The Autonomic Neuroscience Institute)で,第1回会議はメルボルン大学のDr. Hirstが会長であった。目的は多様な方法論を用い自律神経研究に携わる研究者間の交流を図ることである。会議は九つのレクチャー,10のシンポジウムおよび400題を越えるポスター発表で構成されていた。分子生物学的手法から伝統的な生理学的・形態学的手法を用いた研究,基礎から臨床的研究まで非常に多彩であった。
本稿では筆者が最も興味を持って臨んだ“purinergic transmission”の話題を紹介したい。プリン作動神経という概念はDr. Burnstockが70年代初頭に提唱したもので,節後線維刺激によって誘起される結腸紐や膀胱の非コリン性・非アドレナリン性収縮がATPにより再現されるという発見から始まった。
基本情報

バックナンバー
75巻6号(2024年12月発行)
特集 新組織学シリーズⅤ:脂肪
75巻5号(2024年10月発行)
増大特集 学術研究支援の最先端
75巻4号(2024年8月発行)
特集 シングルセルオミクス
75巻3号(2024年6月発行)
特集 高速分子動画:動的構造からタンパク質分子制御へ
75巻2号(2024年4月発行)
特集 生命現象を駆動する生体内金属動態の理解と展開
75巻1号(2024年2月発行)
特集 脳と個性
74巻6号(2023年12月発行)
特集 新組織学シリーズⅣ:骨・軟骨
74巻5号(2023年10月発行)
増大特集 代謝
74巻4号(2023年8月発行)
特集 がん遺伝子の発見は現代医療を進歩させたか
74巻3号(2023年6月発行)
特集 クロマチンによる転写制御機構の最前線
74巻2号(2023年4月発行)
特集 未病の科学
74巻1号(2023年2月発行)
特集 シナプス
73巻6号(2022年12月発行)
特集 新組織学シリーズⅢ:血管とリンパ管
73巻5号(2022年10月発行)
増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学
73巻4号(2022年8月発行)
特集 形態形成の統合的理解
73巻3号(2022年6月発行)
特集 リソソーム研究の新展開
73巻2号(2022年4月発行)
特集 DNA修復による生体恒常性の維持
73巻1号(2022年2月発行)
特集 意識
72巻6号(2021年12月発行)
特集 新組織学シリーズⅡ:骨格筋—今後の研究の発展に向けて
72巻5号(2021年10月発行)
増大特集 脳とからだ
72巻4号(2021年8月発行)
特集 グローバル時代の新興再興感染症への科学的アプローチ
72巻3号(2021年6月発行)
特集 生物物理学の進歩—生命現象の定量的理解へ向けて
72巻2号(2021年4月発行)
特集 組織幹細胞の共通性と特殊性
72巻1号(2021年2月発行)
特集 小脳研究の未来
71巻6号(2020年12月発行)
特集 新組織学シリーズⅠ:最新の皮膚科学
71巻5号(2020年10月発行)
増大特集 難病研究の進歩
71巻4号(2020年8月発行)
特集 細胞機能の構造生物学
71巻3号(2020年6月発行)
特集 スポーツ科学—2020オリンピック・パラリンピックによせて
71巻2号(2020年4月発行)
特集 ビッグデータ時代のゲノム医学
71巻1号(2020年2月発行)
特集 睡眠の制御と機能
70巻6号(2019年12月発行)
特集 科学と芸術の接点
70巻5号(2019年10月発行)
増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち
70巻4号(2019年8月発行)
特集 メカノバイオロジー
70巻3号(2019年6月発行)
特集 免疫チェックポイント分子による生体機能制御
70巻2号(2019年4月発行)
特集 免疫系を介したシステム連関:恒常性の維持と破綻
70巻1号(2019年2月発行)
特集 脳神経回路のダイナミクスから探る脳の発達・疾患・老化
69巻6号(2018年12月発行)
特集 細胞高次機能をつかさどるオルガネラコミュニケーション
69巻5号(2018年10月発行)
増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
69巻4号(2018年8月発行)
特集 いかに創薬を進めるか
69巻3号(2018年6月発行)
特集 生体膜のバイオロジー
69巻2号(2018年4月発行)
特集 宇宙の極限環境から生命体の可塑性をさぐる
69巻1号(2018年2月発行)
特集 社会性と脳
68巻6号(2017年12月発行)
特集 心臓の発生・再生・創生
68巻5号(2017年10月発行)
増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす
68巻4号(2017年8月発行)
特集 血管制御系と疾患
68巻3号(2017年6月発行)
特集 核内イベントの時空間制御
68巻2号(2017年4月発行)
特集 細菌叢解析の光と影
68巻1号(2017年2月発行)
特集 大脳皮質—成り立ちから機能へ
67巻6号(2016年12月発行)
特集 時間生物学の新展開
67巻5号(2016年10月発行)
増大特集 病態バイオマーカーの“いま”
67巻4号(2016年8月発行)
特集 認知症・神経変性疾患の克服への挑戦
67巻3号(2016年6月発行)
特集 脂質ワールド
67巻2号(2016年4月発行)
特集 細胞の社会学─細胞間で繰り広げられる協調と競争
67巻1号(2016年2月発行)
特集 記憶ふたたび
66巻6号(2015年12月発行)
特集 グリア研究の最先端
66巻5号(2015年10月発行)
増大特集 細胞シグナル操作法
66巻4号(2015年8月発行)
特集 新興・再興感染症と感染症対策
66巻3号(2015年6月発行)
特集 進化と発生からみた生命科学
66巻2号(2015年4月発行)
特集 使える最新ケミカルバイオロジー
66巻1号(2015年2月発行)
特集 脳と心の謎はどこまで解けたか
65巻6号(2014年12月発行)
特集 エピジェネティクスの今
65巻5号(2014年10月発行)
増大特集 生命動態システム科学
65巻4号(2014年8月発行)
特集 古典的代謝経路の新しい側面
65巻3号(2014年6月発行)
特集 器官の発生と再生の基礎
65巻2号(2014年4月発行)
特集 細胞の少数性と多様性に挑む―シングルセルアナリシス
65巻1号(2014年2月発行)
特集 精神疾患の病理機構
64巻6号(2013年12月発行)
特集 顕微鏡で物を見ることの新しい動き
64巻5号(2013年10月発行)
増大特集 細胞表面受容体
64巻4号(2013年8月発行)
特集 予測と意思決定の神経科学
64巻3号(2013年6月発行)
特集 細胞接着の制御
64巻2号(2013年4月発行)
特集 特殊な幹細胞としての骨格筋サテライト細胞
64巻1号(2013年2月発行)
特集 神経回路の計測と操作
63巻6号(2012年12月発行)
特集 リンパ管
63巻5号(2012年10月発行)
特集 細胞の分子構造と機能―核以外の細胞小器官
63巻4号(2012年8月発行)
特集 質感脳情報学への展望
63巻3号(2012年6月発行)
特集 細胞極性の制御
63巻2号(2012年4月発行)
特集 RNA干渉の実現化に向けて
63巻1号(2012年2月発行)
特集 小脳研究の課題(2)
62巻6号(2011年12月発行)
特集 コピー数変異
62巻5号(2011年10月発行)
特集 細胞核―構造と機能
62巻4号(2011年8月発行)
特集 小脳研究の課題
62巻3号(2011年6月発行)
特集 インフラマソーム
62巻2号(2011年4月発行)
特集 筋ジストロフィーの分子病態から治療へ
62巻1号(2011年2月発行)
特集 摂食制御の分子過程
61巻6号(2010年12月発行)
特集 細胞死か腫瘍化かの選択
61巻5号(2010年10月発行)
特集 シナプスをめぐるシグナリング
61巻4号(2010年8月発行)
特集 miRNA研究の最近の進歩
61巻3号(2010年6月発行)
特集 SNARE複合体-膜融合の機構
61巻2号(2010年4月発行)
特集 糖鎖のかかわる病気:発症機構,診断,治療に向けて
61巻1号(2010年2月発行)
特集 脳科学のモデル実験動物
60巻6号(2009年12月発行)
特集 ユビキチン化による生体機能の調節
60巻5号(2009年10月発行)
特集 伝達物質と受容体
60巻4号(2009年8月発行)
特集 睡眠と脳回路の可塑性
60巻3号(2009年6月発行)
特集 脳と糖脂質
60巻2号(2009年4月発行)
特集 感染症の現代的課題
60巻1号(2009年2月発行)
特集 遺伝子-脳回路-行動
59巻6号(2008年12月発行)
特集 mTORをめぐるシグナルタンパク
59巻5号(2008年10月発行)
特集 現代医学・生物学の仮説・学説2008
59巻4号(2008年8月発行)
特集 免疫学の最近の動向
59巻3号(2008年6月発行)
特集 アディポゲネシス
59巻2号(2008年4月発行)
特集 細胞外基質-研究の新たな展開
59巻1号(2008年2月発行)
特集 コンピュータと脳
58巻6号(2007年12月発行)
特集 グリケーション(糖化)
58巻5号(2007年10月発行)
特集 タンパク質間相互作用
58巻4号(2007年8月発行)
特集 嗅覚受容の分子メカニズム
58巻3号(2007年6月発行)
特集 骨の形成と破壊
58巻2号(2007年4月発行)
特集 シナプス後部構造の形成・機構と制御
58巻1号(2007年2月発行)
特集 意識―脳科学からのアプローチ
57巻6号(2006年12月発行)
特集 血管壁
57巻5号(2006年10月発行)
特集 生物進化の分子マップ
57巻4号(2006年8月発行)
特集 脳科学が求める先端技術
57巻3号(2006年6月発行)
特集 ミエリン化の機構とその異常
57巻2号(2006年4月発行)
特集 膜リサイクリング
57巻1号(2006年2月発行)
特集 こころと脳:とらえがたいものを科学する
56巻6号(2005年12月発行)
特集 構造生物学の現在と今後の展開
56巻5号(2005年10月発行)
特集 タンパク・遺伝子からみた分子病―新しく解明されたメカニズム
56巻4号(2005年8月発行)
特集 脳の遺伝子―どこでどのように働いているのか
56巻3号(2005年6月発行)
特集 Naチャネル
56巻2号(2005年4月発行)
特集 味覚のメカニズムに迫る
56巻1号(2005年2月発行)
特集 情動―喜びと恐れの脳の仕組み
55巻6号(2004年12月発行)
特集 脳の深部を探る
55巻5号(2004年10月発行)
特集 生命科学のNew Key Word
55巻4号(2004年8月発行)
特集 心筋研究の最前線
55巻3号(2004年6月発行)
特集 分子進化学の現在
55巻2号(2004年4月発行)
特集 アダプタータンパク
55巻1号(2004年2月発行)
特集 ニューロンと脳
54巻6号(2003年12月発行)
特集 オートファジー
54巻5号(2003年10月発行)
特集 創薬ゲノミクス・創薬プロテオミクス・創薬インフォマティクス
54巻4号(2003年8月発行)
特集 ラフトと細胞機能
54巻3号(2003年6月発行)
特集 クロマチン
54巻2号(2003年4月発行)
特集 樹状突起
54巻1号(2003年2月発行)
53巻6号(2002年12月発行)
特集 ゲノム全解読とポストゲノムの問題点
53巻5号(2002年10月発行)
特集 加齢の克服―21世紀の課題
53巻4号(2002年8月発行)
特集 一価イオンチャネル
53巻3号(2002年6月発行)
特集 細胞質分裂
53巻2号(2002年4月発行)
特集 RNA
53巻1号(2002年2月発行)
連続座談会 脳とこころ―21世紀の課題
52巻6号(2001年12月発行)
特集 血液脳関門研究の最近の進歩
52巻5号(2001年10月発行)
特集 モチーフ・ドメインリスト
52巻4号(2001年8月発行)
特集 骨格筋研究の新展開
52巻3号(2001年6月発行)
特集 脳の発達に関与する分子機構
52巻2号(2001年4月発行)
特集 情報伝達物質としてのATP
52巻1号(2001年2月発行)
連続座談会 脳を育む
51巻6号(2000年12月発行)
特集 機械的刺激受容の分子機構と細胞応答
51巻5号(2000年10月発行)
特集 ノックアウトマウスリスト
51巻4号(2000年8月発行)
特集 臓器(組織)とアポトーシス
51巻3号(2000年6月発行)
特集 自然免疫における異物認識と排除の分子機構
51巻2号(2000年4月発行)
特集 細胞極性の形成機序
51巻1号(2000年2月発行)
特集 脳を守る21世紀生命科学の展望
50巻6号(1999年12月発行)
特集 細胞内輸送
50巻5号(1999年10月発行)
特集 病気の分子細胞生物学
50巻4号(1999年8月発行)
特集 トランスポーターの構造と機能協関
50巻3号(1999年6月発行)
特集 時間生物学の新たな展開
50巻2号(1999年4月発行)
特集 リソソーム:最近の研究
50巻1号(1999年2月発行)
連続座談会 脳を守る
49巻6号(1998年12月発行)
特集 発生・分化とホメオボックス遺伝子
49巻5号(1998年10月発行)
特集 神経系に作用する薬物マニュアル1998
49巻4号(1998年8月発行)
特集 プロテインキナーゼCの多様な機能
49巻3号(1998年6月発行)
特集 幹細胞研究の新展開
49巻2号(1998年4月発行)
特集 血管―新しい観点から
49巻1号(1998年2月発行)
特集 言語の脳科学
48巻6号(1997年12月発行)
特集 軸索誘導
48巻5号(1997年10月発行)
特集 受容体1997
48巻4号(1997年8月発行)
特集 マトリックス生物学の最前線
48巻3号(1997年6月発行)
特集 開口分泌のメカニズムにおける新しい展開
48巻2号(1997年4月発行)
特集 最近のMAPキナーゼ系
48巻1号(1997年2月発行)
特集 21世紀の脳科学
47巻6号(1996年12月発行)
特集 老化
47巻5号(1996年10月発行)
特集 器官―その新しい視点
47巻4号(1996年8月発行)
特集 エンドサイトーシス
47巻3号(1996年6月発行)
特集 細胞分化
47巻2号(1996年4月発行)
特集 カルシウム動態と細胞機能
47巻1号(1996年2月発行)
特集 神経科学の最前線
46巻6号(1995年12月発行)
特集 病態を変えたよく効く医薬
46巻5号(1995年10月発行)
特集 遺伝子・タンパク質のファミリー・スーパーファミリー
46巻4号(1995年8月発行)
特集 ストレス蛋白質
46巻3号(1995年6月発行)
特集 ライソゾーム
46巻2号(1995年4月発行)
特集 プロテインホスファターゼ―最近の進歩
46巻1号(1995年2月発行)
特集 神経科学の謎
45巻6号(1994年12月発行)
特集 ミトコンドリア
45巻5号(1994年10月発行)
特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ
45巻4号(1994年8月発行)
特集 造血の機構
45巻3号(1994年6月発行)
特集 染色体
45巻2号(1994年4月発行)
特集 脳と分子生物学
45巻1号(1994年2月発行)
特集 グルコーストランスポーター
44巻6号(1993年12月発行)
特集 滑面小胞体をめぐる諸問題
44巻5号(1993年10月発行)
特集 現代医学・生物学の仮説・学説
44巻4号(1993年8月発行)
特集 細胞接着
44巻3号(1993年6月発行)
特集 カルシウムイオンを介した調節機構の新しい問題点
44巻2号(1993年4月発行)
特集 蛋白質の細胞内転送とその異常
44巻1号(1993年2月発行)
座談会 脳と遺伝子
43巻6号(1992年12月発行)
特集 成長因子受容体/最近の進歩
43巻5号(1992年10月発行)
特集 〈研究室で役に立つ細胞株〉
43巻4号(1992年8月発行)
特集 細胞機能とリン酸化
43巻3号(1992年6月発行)
特集 血管新生
43巻2号(1992年4月発行)
特集 大脳皮質発達の化学的側面
43巻1号(1992年2月発行)
特集 意識と脳
42巻6号(1991年12月発行)
特集 細胞活動の日周リズム
42巻5号(1991年10月発行)
特集 神経系に作用する薬物マニュアル
42巻4号(1991年8月発行)
特集 開口分泌の細胞内過程
42巻3号(1991年6月発行)
特集 ペルオキシソーム/最近の進歩
42巻2号(1991年4月発行)
特集 脳の移植と再生
42巻1号(1991年2月発行)
特集 脳と免疫
41巻6号(1990年12月発行)
特集 注目の実験モデル動物
41巻5号(1990年10月発行)
特集 LTPとLTD:その分子機構
41巻4号(1990年8月発行)
特集 New proteins
41巻3号(1990年6月発行)
特集 シナプスの形成と動態
41巻2号(1990年4月発行)
特集 細胞接着
41巻1号(1990年2月発行)
特集 発がんのメカニズム/最近の知見
40巻6号(1989年12月発行)
特集 ギャップ結合
40巻5号(1989年10月発行)
特集 核内蛋白質
40巻4号(1989年8月発行)
特集 研究室で役に立つ新しい試薬
40巻3号(1989年6月発行)
特集 細胞骨格異常
40巻2号(1989年4月発行)
特集 大脳/神経科学からのアプローチ
40巻1号(1989年2月発行)
特集 分子進化
39巻6号(1988年12月発行)
特集 細胞内における蛋白質局在化機構
39巻5号(1988年10月発行)
特集 細胞測定法マニュアル
39巻4号(1988年8月発行)
特集 細胞外マトリックス
39巻3号(1988年6月発行)
特集 肺の微細構造と機能
39巻2号(1988年4月発行)
特集 生体運動の分子機構/研究の発展
39巻1号(1988年2月発行)
特集 遺伝子疾患解析の発展
38巻6号(1987年12月発行)
-チャンネルの最近の動向
38巻5号(1987年10月発行)
特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル
38巻4号(1987年8月発行)
特集 視覚初期過程の分子機構
38巻3号(1987年6月発行)
特集 人間の脳
38巻2号(1987年4月発行)
特集 体液カルシウムのホメオスタシス
38巻1号(1987年2月発行)
特集 医学におけるブレイクスルー/基礎研究からの挑戦
37巻6号(1986年12月発行)
特集 神経活性物質受容体と情報伝達
37巻5号(1986年10月発行)
特集 中間径フィラメント
37巻4号(1986年8月発行)
特集 細胞生物学実験マニュアル
37巻3号(1986年6月発行)
特集 脳の化学的トポグラフィー
37巻2号(1986年4月発行)
特集 血小板凝集
37巻1号(1986年2月発行)
特集 脳のモデル
36巻6号(1985年12月発行)
特集 脂肪組織
36巻5号(1985年10月発行)
特集 細胞分裂をめぐって
36巻4号(1985年8月発行)
特集 神経科学実験マニュアル
36巻3号(1985年6月発行)
特集 血管内皮細胞と微小循環
36巻2号(1985年4月発行)
特集 肝細胞と胆汁酸分泌
36巻1号(1985年2月発行)
特集 Transmembrane Control
35巻6号(1984年12月発行)
特集 細胞毒マニュアル—実験に用いられる細胞毒の知識
35巻5号(1984年10月発行)
特集 中枢神経系の再構築
35巻4号(1984年8月発行)
特集 ゲノムの構造
35巻3号(1984年6月発行)
特集 神経科学の仮説
35巻2号(1984年4月発行)
特集 哺乳類の初期発生
35巻1号(1984年2月発行)
特集 細胞生物学の現状と展望
34巻6号(1983年12月発行)
特集 蛋白質の代謝回転
34巻5号(1983年10月発行)
特集 受容・応答の膜分子論
34巻4号(1983年8月発行)
特集 コンピュータによる生物現象の再構成
34巻3号(1983年6月発行)
特集 細胞の極性
34巻2号(1983年4月発行)
特集 モノアミン系
34巻1号(1983年2月発行)
特集 腸管の吸収機構
33巻6号(1982年12月発行)
特集 低栄養と生体機能
33巻5号(1982年10月発行)
特集 成長因子
33巻4号(1982年8月発行)
特集 リン酸化
33巻3号(1982年6月発行)
特集 神経発生の基礎
33巻2号(1982年4月発行)
特集 細胞の寿命と老化
33巻1号(1982年2月発行)
特集 細胞核
32巻6号(1981年12月発行)
特集 筋小胞体研究の進歩
32巻5号(1981年10月発行)
特集 ペプチド作働性シナプス
32巻4号(1981年8月発行)
特集 膜の転送
32巻3号(1981年6月発行)
特集 リポプロテイン
32巻2号(1981年4月発行)
特集 チャネルの概念と実体
32巻1号(1981年2月発行)
特集 細胞骨格
31巻6号(1980年12月発行)
特集 大脳の機能局在
31巻5号(1980年10月発行)
特集 カルシウムイオン受容タンパク
31巻4号(1980年8月発行)
特集 化学浸透共役仮説
31巻3号(1980年6月発行)
特集 赤血球膜の分子構築
31巻2号(1980年4月発行)
特集 免疫系の情報識別
31巻1号(1980年2月発行)
特集 ゴルジ装置
30巻6号(1979年12月発行)
特集 細胞間コミニケーション
30巻5号(1979年10月発行)
特集 In vitro運動系
30巻4号(1979年8月発行)
輸送系の調節
30巻3号(1979年6月発行)
特集 網膜の構造と機能
30巻2号(1979年4月発行)
特集 神経伝達物質の同定
30巻1号(1979年2月発行)
特集 生物物理学の進歩—第6回国際生物物理学会議より
29巻6号(1978年12月発行)
特集 最近の神経科学から
29巻5号(1978年10月発行)
特集 下垂体:前葉
29巻4号(1978年8月発行)
特集 中枢のペプチド
29巻3号(1978年6月発行)
特集 心臓のリズム発生
29巻2号(1978年4月発行)
特集 腎機能
29巻1号(1978年2月発行)
特集 膜脂質の再検討
28巻6号(1977年12月発行)
特集 青斑核
28巻5号(1977年10月発行)
特集 小胞体
28巻4号(1977年8月発行)
特集 微小管の構造と機能
28巻3号(1977年6月発行)
特集 神経回路網と脳機能
28巻2号(1977年4月発行)
特集 生体の修復
28巻1号(1977年2月発行)
特集 生体の科学の現状と動向
27巻6号(1976年12月発行)
特集 松果体
27巻5号(1976年10月発行)
特集 遺伝マウス・ラット
27巻4号(1976年8月発行)
特集 形質発現における制御
27巻3号(1976年6月発行)
特集 生体と化学的環境
27巻2号(1976年4月発行)
特集 分泌腺
27巻1号(1976年2月発行)
特集 光受容
26巻6号(1975年12月発行)
特集 自律神経と平滑筋の再検討
26巻5号(1975年10月発行)
特集 脳のプログラミング
26巻4号(1975年8月発行)
特集 受精機構をめぐつて
26巻3号(1975年6月発行)
特集 細胞表面と免疫
26巻2号(1975年4月発行)
特集 感覚有毛細胞
26巻1号(1975年2月発行)
特集 体内のセンサー
25巻5号(1974年12月発行)
特集 生体膜—その基本的課題
25巻4号(1974年8月発行)
特集 伝達物質と受容物質
25巻3号(1974年6月発行)
特集 脳の高次機能へのアプローチ
25巻2号(1974年4月発行)
特集 筋細胞の分化
25巻1号(1974年2月発行)
特集 生体の科学 展望と夢
24巻6号(1973年12月発行)
24巻5号(1973年10月発行)
24巻4号(1973年8月発行)
24巻3号(1973年6月発行)
24巻2号(1973年4月発行)
24巻1号(1973年2月発行)
23巻6号(1972年12月発行)
23巻5号(1972年10月発行)
23巻4号(1972年8月発行)
23巻3号(1972年6月発行)
23巻2号(1972年4月発行)
23巻1号(1972年2月発行)
22巻6号(1971年12月発行)
22巻5号(1971年10月発行)
22巻4号(1971年8月発行)
22巻3号(1971年6月発行)
22巻2号(1971年4月発行)
22巻1号(1971年2月発行)
21巻7号(1970年12月発行)
21巻6号(1970年10月発行)
21巻4号(1970年8月発行)
特集 代謝と機能
21巻5号(1970年8月発行)
21巻3号(1970年6月発行)
21巻2号(1970年4月発行)
21巻1号(1970年2月発行)
20巻6号(1969年12月発行)
20巻5号(1969年10月発行)
20巻4号(1969年8月発行)
20巻3号(1969年6月発行)
20巻2号(1969年4月発行)
20巻1号(1969年2月発行)
19巻6号(1968年12月発行)
19巻5号(1968年10月発行)
19巻4号(1968年8月発行)
19巻3号(1968年6月発行)
19巻2号(1968年4月発行)
19巻1号(1968年2月発行)
18巻6号(1967年12月発行)
18巻5号(1967年10月発行)
18巻4号(1967年8月発行)
18巻3号(1967年6月発行)
18巻2号(1967年4月発行)
18巻1号(1967年2月発行)
17巻6号(1966年12月発行)
17巻5号(1966年10月発行)
17巻4号(1966年8月発行)
17巻3号(1966年6月発行)
17巻2号(1966年4月発行)
17巻1号(1966年2月発行)
16巻6号(1965年12月発行)
16巻5号(1965年10月発行)
16巻4号(1965年8月発行)
16巻3号(1965年6月発行)
16巻2号(1965年4月発行)
16巻1号(1965年2月発行)
15巻6号(1964年12月発行)
特集 生体膜その3
15巻5号(1964年10月発行)
特集 生体膜その2
15巻4号(1964年8月発行)
特集 生体膜その1
15巻3号(1964年6月発行)
特集 第13回日本生理科学連合シンポジウム
15巻2号(1964年4月発行)
15巻1号(1964年2月発行)
14巻6号(1963年12月発行)
特集 興奮收縮伝関
14巻5号(1963年10月発行)
14巻4号(1963年8月発行)
14巻3号(1963年6月発行)
14巻1号(1963年2月発行)
特集 第9回中枢神経系の生理学シンポジウム
14巻2号(1963年2月発行)
13巻6号(1962年12月発行)
13巻5号(1962年10月発行)
特集 生物々理—生理学生物々理若手グループ第1回ミーティングから
13巻4号(1962年8月発行)
13巻3号(1962年6月発行)
13巻2号(1962年4月発行)
Symposium on Permeability of Biological Membranes
13巻1号(1962年2月発行)
12巻6号(1961年12月発行)
12巻5号(1961年10月発行)
12巻4号(1961年8月発行)
12巻3号(1961年6月発行)
12巻2号(1961年4月発行)
12巻1号(1961年2月発行)
11巻6号(1960年12月発行)
Symposium On Active Transport
11巻5号(1960年10月発行)
11巻4号(1960年8月発行)
11巻3号(1960年6月発行)
11巻2号(1960年4月発行)
11巻1号(1960年2月発行)
10巻6号(1959年12月発行)
10巻5号(1959年10月発行)
10巻4号(1959年8月発行)
10巻3号(1959年6月発行)
10巻2号(1959年4月発行)
10巻1号(1959年2月発行)
8巻6号(1957年12月発行)
8巻5号(1957年10月発行)
特集 酵素と生物
8巻4号(1957年8月発行)
8巻3号(1957年6月発行)
8巻2号(1957年4月発行)
8巻1号(1957年2月発行)