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特集 血管―新しい観点から
血管内で血液が凝固しない機構
著者: 丸山征郎1
所属機関: 1鹿児島大学医学部臨床検査医学講座
ページ範囲:P.87 - P.92
文献購入ページに移動 生体組織は酸素と栄養を血液から供給され,休むことなく代謝を営んでいる。従って血液の遮断は,即組織の死に直結することになる。この血液を血管外に漏らすことなく,またひとときも休むことなく送っているのが,全身に張り巡らされた血管である。従って「血液」は「血管内では決して凝固することなく」,また逆に「血管破綻の際には直ちに止血し,その血管壁を自己修復」するという任務を負わされている。
本論では「血管内で血液が凝固しない機構」について述べ,さらにその逆の現象である「血管破綻の際には直ちに血液が凝固し,止血する」仕組みについて述べる。
本論では「血管内で血液が凝固しない機構」について述べ,さらにその逆の現象である「血管破綻の際には直ちに血液が凝固し,止血する」仕組みについて述べる。
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