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文献詳細

雑誌文献

生体の科学49巻3号

1998年06月発行

文献概要

連載講座 個体の生と死・8

初期発生:中胚葉形成

著者: 榎木英介1 浅島誠2

所属機関: 1東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 2東京大学大学院総合文化研究科生命系

ページ範囲:P.227 - P.232

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 中胚葉は卵から幼生への動物の体づくりに大きな役割を果たしており,その形成過程が誘導と呼ばれる細胞間の相互作用によって起こるなど,極めて興味深い研究対象である。これは受精後に起こる最初の誘導現象であり,その後に続く神経誘導とともに多くの研究が行われてきている。現在でも,中胚葉の形成のメカニズムに関する論文が,毎号のようにジャーナル上を賑わせている。
 本稿では中胚葉の初期形成のメカニズムを,両生類胚を使った研究を解説することにより概観し,この分野の研究の流れから研究の現状までをまとめてみたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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