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文献詳細

雑誌文献

生体の科学49巻5号

1998年10月発行

文献概要

特集 神経系に作用する薬物マニュアル1998 Ⅰ.受容体に作用する薬物 2.Gタンパク共役型 1)アミン・アミノ酸受容体

セロトニン受容体

著者: 吉岡充弘1

所属機関: 1北海道大学大学院医学研究科機能薬理学分野

ページ範囲:P.362 - P.364

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 G蛋白共役型の5-HT受容体には5種類のファミリーが含まれる。アデニル酸シクラーゼを抑制するG蛋白に共役している5-HT1受容体,ホスホリパーゼCを活性化するG蛋白に共役し,イノシトールリン脂質の代謝回転亢進を引き起こす5-HT2受容体,アデニル酸シクラーゼを活性化するG蛋白に共役している5-HT4,5-HT6,5-HT7受容体である。これらに加えて,5-HT5受容体遺伝子が同定されているが,G蛋白共役型であるかどうか不明である。このほかにも5-HT受容体には陽イオンチャネルを構成する5-HT3受容体も存在する(イオノトロピック受容体の項342頁参照)。それぞれのアゴニストおよびアンタゴニストについては表1に示す。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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