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特集 神経系に作用する薬物マニュアル1998 Ⅰ.受容体に作用する薬物 2.Gタンパク共役型 2)ペプチド受容体
ナトリウム利尿ペプチド受容体
著者: 遠山育夫1 鈴木幹男2 北野博也2
所属機関: 1滋賀医科大学分子神経生物学研究センター神経化学部門 2滋賀医科大学耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.401 - P.402
文献購入ページに移動上記3種類のナトリウム利尿ペプチド受容体は,いずれも1回膜貫通型の構造をしている。NPR-AおよびNPR-Bは細胞質内にグアニル酸シクラーゼドメインをもち,セカンドメッセンジャーとしてcGMPを増加させる。NPR-Cはグアニル酸シクラーゼドメインを欠き,ナトリウム利尿ペプチドのクリアランスに関与すると考えられている1)。
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