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特集 神経系に作用する薬物マニュアル1998 Ⅰ.受容体に作用する薬物 2.Gタンパク共役型 3)エイコサノイド受容体
プロスタノイド受容体
著者: 根岸学1 加藤裕教1
所属機関: 1京都大学大学院薬学研究科神経機能制御学分野
ページ範囲:P.410 - P.411
文献購入ページに移動プロスタノイドの薬理作用は様々な平滑筋の収縮を指標にしたバイオアッセイ系や血小板の凝集などによる解析が主であったが,クローニングされた受容体の発現系を用いた生化学的な解析が進んでおり,表1に示した今までのアゴニスト,アンタゴニストの効力の再評価が詳細になされている2)。プロスタノイドは中枢においても様々な作用を発揮する。PGE2は発熱,痛覚修飾や覚醒誘導を起こしたり,様々な神経終末からの神経伝達物質の遊離を抑制する。
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