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文献詳細

雑誌文献

生体の科学49巻5号

1998年10月発行

特集 神経系に作用する薬物マニュアル1998

Ⅱ.チャネルに作用する薬物

Clチャネル

著者: 稲垣千代子1 入江貴雄1

所属機関: 1関西医科大学薬理学教室

ページ範囲:P.427 - P.429

文献概要

 Cl-チャネルには神経伝達物質受容体が内蔵するもの(GABAA受容体,グリシン受容体など)のほか,CFTR(cystic fibrosis transmembrane conductance regulator)Cl-チャネル,電位依存性Cl-チャネル(CIC-1,CIC-2,CIC-5),Ca2+依存性Cl-チャネル,maxiCl-チャネルおよびvolume regulated anion channel(VRAC)として分類されるものなどがある1,2)。Cl-チャネルに作用する薬物には促進剤と阻害剤がある。
 Cl-チャネル内蔵受容体にはGABAA受容体,グリシン受容体,ある種のニコチン性アセチルコリン受容体(軟体動物)および抑制性グルタミン酸受容体(線虫類,甲殻類,IGluRs)がある。これらに対する促進薬と阻害薬については,それぞれの受容体作用薬の項で述べられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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