文献詳細
特集 神経系に作用する薬物マニュアル1998
Ⅱ.チャネルに作用する薬物
文献概要
Cl-チャネルには神経伝達物質受容体が内蔵するもの(GABAA受容体,グリシン受容体など)のほか,CFTR(cystic fibrosis transmembrane conductance regulator)Cl-チャネル,電位依存性Cl-チャネル(CIC-1,CIC-2,CIC-5),Ca2+依存性Cl-チャネル,maxiCl-チャネルおよびvolume regulated anion channel(VRAC)として分類されるものなどがある1,2)。Cl-チャネルに作用する薬物には促進剤と阻害剤がある。
Cl-チャネル内蔵受容体にはGABAA受容体,グリシン受容体,ある種のニコチン性アセチルコリン受容体(軟体動物)および抑制性グルタミン酸受容体(線虫類,甲殻類,IGluRs)がある。これらに対する促進薬と阻害薬については,それぞれの受容体作用薬の項で述べられる。
Cl-チャネル内蔵受容体にはGABAA受容体,グリシン受容体,ある種のニコチン性アセチルコリン受容体(軟体動物)および抑制性グルタミン酸受容体(線虫類,甲殻類,IGluRs)がある。これらに対する促進薬と阻害薬については,それぞれの受容体作用薬の項で述べられる。
掲載誌情報