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特集 神経系に作用する薬物マニュアル1998 Ⅲ.トランスミッターの放出・取り込みに作用する薬物
ドーパミン
著者: 島添隆雄1 渡辺繁紀1
所属機関: 1九州大学薬学部薬理学教室
ページ範囲:P.460 - P.463
文献購入ページに移動ドーパミンの放出には,活動電位に基づくCa2+依存性のものとCa2+非依存性,Na+依存性でドーパミントランスポーターの逆回転によるものとが考えられている。放出されたドーパミンは,一部は分解酵素[モノアミンオキシダーゼ(MAO),カテコール-O-メチル基転移酵素(COMT)]による代謝を受け不活化されるが,大部分はドーパミントランポーターによって再び神経終末に取り込まれる。
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