icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学49巻5号

1998年10月発行

特集 神経系に作用する薬物マニュアル1998

Ⅳ.代謝的に作用する薬物

ヒスチジンデカルボキシラーゼ

著者: 渡邉建彦1

所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科生体機能制御学講座細胞薬理学分野

ページ範囲:P.490 - P.491

文献概要

 ヒスチジンデカルボキシラーゼ(HDC,L-histidine carboxylyase,E. C. 4.1.1.28)は,ヒスタミン産生の唯一の酵素であるので,古くから多くの阻害剤が開発されてきた。可逆的なものとしてα-メチルヒスチジン,ブロクレシン,3-ヒドロキシ4-ニトロベンジルオキシアミン,不可逆的なものとしてα-ヒドラジノヒスチジン,α-クロロメチルヒスチジン,α-トリフルオロメチルヒスチジン,(S)α-フルオロメチルヒスチジン(FMH)などがある。その多くのものは特異性に問題があり,最近のほとんどの研究では特異性,力価の高いFMHを使っているので,これについて詳しく述べ,ほかのものについては総説1,2)を参照してほしい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら