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特集 発生・分化とホメオボックス遺伝子
骨格形成に関与するホメオドメインタンパク―ZFHファミリータンパク,δEF1のノックアウトマウスの解析から
著者: 東雄二郎1
所属機関: 1大阪大学細胞生体工学センター
ページ範囲:P.594 - P.601
文献購入ページに移動このようなホメオドメインを持つタンパクは,そのホメオドメインだけではなく,さらに別の異なったアミノ酸のモチーフやドメインを有することが多い。図2にそれらのモチーフも含めた形でホメオドメインタンパクのファミリーを示した。ホメオドメインタンパクとして最初に発見されたショウジョウバエANTPタンパクは,脊椎動物ではいわゆるHox遺伝子群のホモローグであり(総称してHOM-C/HOX遺伝子と呼ばれている),ホメオドメインの上流にそのコンセンサス配列としてIYPWMKを有するHexapeptideファミリーに属する(図2)。本特集で紹介されている遺伝子のほとんどは,図のいずれかのファミリーに属するホメオドメインタンパクをコードするものである。
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