icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学5巻2号

1953年10月発行

報告

ACTH及びCortisone acetate投與時における胸腺内好酸球について

著者: 柴田勝博12 田所作太郞12

所属機関: 1群馬大學醫學部藥理學教室 2群馬大學醫學部内分泌研究所

ページ範囲:P.83 - P.85

文献概要

 ACTH,副腎皮質ホルモン投與或は各種stressor曝露後には,流血中リンパ球は著しく減少し,同時に胸腺リンパ結節,脾臟等の所謂リンパ樣組織が急性退縮を來すことは多くの研究者により確認されている。又上記諸條件下においては流血中の好酸球も明かに減少し,この現象はThorn's testとして副腎皮質機能檢査法に廣く應用されている。一方胸腺組織丙に好酸球が存在することは古くから知られているが,流血中の好酸球減少を來すような諸状件下における胸腺内の好酸球の状態について檢索した報告は少い。
 私達は白鼠を用い,ACTH並びにCortisone acetate投與後の胸腺内好酸球につき檢索したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら