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綜説
神經機能と物質代謝
著者: 塚田裕三1
所属機関: 1慶應義塾大學醫學部生理學教室
ページ範囲:P.107 - P.116
文献購入ページに移動 1.まえがき
今世紀の始めからO.Meyerhof及びその學派の人々により,筋收縮機構の實體的な研究が見事な成果をあげ,機能と直接に關連する物質代謝系の追究という問題が正面から取の上げられる樣になつた。
神經系の興奮傳導に就いては,電氣生理學的には既に見事な業績がつみ上げられて居るのであるが,働作電流の基盤をなしている物質的な變化,即ち神經機能と直接關係を持つ代謝系の追究にはようやく2, 3の示唆が與えられたにすぎない。
今世紀の始めからO.Meyerhof及びその學派の人々により,筋收縮機構の實體的な研究が見事な成果をあげ,機能と直接に關連する物質代謝系の追究という問題が正面から取の上げられる樣になつた。
神經系の興奮傳導に就いては,電氣生理學的には既に見事な業績がつみ上げられて居るのであるが,働作電流の基盤をなしている物質的な變化,即ち神經機能と直接關係を持つ代謝系の追究にはようやく2, 3の示唆が與えられたにすぎない。
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