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報告
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温血動物の脊髓機能,藥物の末梢作用を觀察するに當つては,所謂脊髓動物を使用する事がしばしば用いられる手段の一つである。脊髓動物作製の方法については,先人の幾多の報告があり,その代表的なものとしてSherrington1),Dale and Laidlaw2)等がその詳細について報告している。これらの方法に依れば,何れも頸部背面より脊髓に達する爲に,手技上の繁雑さと,多量の出血よりくる循環血量減少の爲,極度の血壓低下を來す缺點がある。
我々は,犬,猫を用い,中樞灌流實驗法の確立に際し,上述の缺點を除き,速かに且容易に頸部腹面より行う方法を副次的に發見した。その術式は次の如くである。
我々は,犬,猫を用い,中樞灌流實驗法の確立に際し,上述の缺點を除き,速かに且容易に頸部腹面より行う方法を副次的に發見した。その術式は次の如くである。
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