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文献概要
論述
代謝を中心としたGuanidine体の生化学
著者: 小田切美文12
所属機関: 1日本大学医学部藥理学教室 2中央統計研究所
ページ範囲:P.158 - P.168
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こゝにいうGuanidine-体とは分子内にH2N-C(=NH)-NH-なる所謂Guanidine-核をもつ物質の総称であつて有機体内にはこれに該当する物質として現在までに構造のわかつているものだけでも10指を越えている。
就中ArginineとCreatineはその代表的なものであり,前者は蛋白質の構成分として動植物界に普く分布しており1),又後者は動物体内に於ける内因性代謝産物であるという考えから基礎代謝の標識2)として重要視されていたことは既に周知のものである。
こゝにいうGuanidine-体とは分子内にH2N-C(=NH)-NH-なる所謂Guanidine-核をもつ物質の総称であつて有機体内にはこれに該当する物質として現在までに構造のわかつているものだけでも10指を越えている。
就中ArginineとCreatineはその代表的なものであり,前者は蛋白質の構成分として動植物界に普く分布しており1),又後者は動物体内に於ける内因性代謝産物であるという考えから基礎代謝の標識2)として重要視されていたことは既に周知のものである。
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