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特集 リソソーム:最近の研究
リソソームとアポトーシス
著者: 石坂瑠美12 内海俊彦2 矢吹宗久1 勝沼信彦3 内海耕慥1
所属機関: 1倉敷成人病センター医科学研究所 2山口大学農学部生物資源科学科応用生物化学講座 3徳島文理大学健康科学研究所
ページ範囲:P.117 - P.126
文献購入ページに移動その一つは,腫瘍壊死因子(TNF-α)やFasリガンドによる細胞表面受容体を介するアポトーシス誘導機構である。これらの細胞外因子は,それぞれ特異的な受容体に殺細胞シグナル分子として結合し,cysteine aspartase(カスパーゼ)カスケードを活性化して5,6),death substrateと呼ばれる一群の細胞内蛋白質を分解することにより細胞死を誘導する7)。また他の一つは,ミトコンドリアから遊出するシトクロムcを含むapoptotic proteaseactivating factor(Apaf)複合体によるアポトーシス誘導機構である8,9)。
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