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文献詳細

雑誌文献

生体の科学50巻5号

1999年10月発行

文献概要

特集 病気の分子細胞生物学 7.血液・造血器疾患

非ホジキンリンパ腫

著者: 三浦偉久男1

所属機関: 1秋田大学医学部第三内科

ページ範囲:P.433 - P.434

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 濾胞性リンパ腫
 [疾患概略と分子レベルでの解明]
 胚中心構成細胞由来と考えられ,腫瘍細胞はCD5CD10CD20で,特異的染色体異常として欧米では80~90%にt(14;18)(q32;q21)1,2)を認めるが,本邦では30~80%と頻度が低い3)。低悪性度群に属するが治癒は困難である。
 t(14;18)によりBCL-2遺伝子(18q21)の脱制御をきたし,胚中心におけるBリンパ球のアポトーシスが抑制されることが,悪性リンパ腫の原因と考えられている4)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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