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特集 病気の分子細胞生物学 8.代謝・栄養障害
低リン血性ビタミンD抵抗性くる病
著者: 武田英二1
所属機関: 1徳島大学医学部病態栄養学講座
ページ範囲:P.459 - P.460
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低リン血性ビタミンD抵抗性くる病には,90%以上を占める伴性家族性低リン血性くる病(X-linked hypophosphatemic rickets;XLH)と常染色体劣性遺伝を示す高カルシウム尿を伴う遺伝性低リン血性くる病(hereditary hypophosphatemic rickets with hypercalciuria;HHRH)とがあり,いずれも腎尿細管でのリン再吸収機構が障害されてリン利尿をおこすために低リン血症を呈し,そのために1歳頃までにくる病や骨軟化症などの骨障害を生じる。
低リン血性ビタミンD抵抗性くる病には,90%以上を占める伴性家族性低リン血性くる病(X-linked hypophosphatemic rickets;XLH)と常染色体劣性遺伝を示す高カルシウム尿を伴う遺伝性低リン血性くる病(hereditary hypophosphatemic rickets with hypercalciuria;HHRH)とがあり,いずれも腎尿細管でのリン再吸収機構が障害されてリン利尿をおこすために低リン血症を呈し,そのために1歳頃までにくる病や骨軟化症などの骨障害を生じる。
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