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文献詳細

雑誌文献

生体の科学50巻5号

1999年10月発行

特集 病気の分子細胞生物学

10.膠原病

全身性エリテマトーデス

著者: 熊倉俊一1 山内康平2

所属機関: 1島根医科大学第三内科 2那賀病院リウマチ科

ページ範囲:P.474 - P.476

文献概要

 [疾患概念]
 全身性エリテマトーデス(SLE)は代表的な全身性自己免疫疾患であり,抗DNA抗体をはじめとする多彩な自己抗体の出現を特徴とする。臓器非特異的自己免疫疾患であり,多臓器に障害をきたす。SLEの発症には遺伝的素因,環境因子,性ホルモンなどの多因子が関与するといわれているが,いまだその原因は明らかでない。しかしながら,近年の分子生物学的手法の進歩に伴い,SLEの病因・病態の解明に迫る新しい知見が数多く報告されている。本稿では,SLEの病因・病態に関する最新の知見について概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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