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文献詳細

雑誌文献

生体の科学51巻3号

2000年06月発行

特集 自然免疫における異物認識と排除の分子機構

双翅目昆虫の体液細胞による不要細胞の排除機構

著者: 小林綾子1

所属機関: 1大阪大学薬学部分子生物学分野

ページ範囲:P.208 - P.214

文献概要

 「生体防御における異物の認識排除」と「発生過程で生じた不要細胞の認識排除」との関係は免疫進化の観点からも興味深く,さまざまな生物において,両者は共通する分子機構を有するのではないかという指摘がなされてきた。
 その中心的役割を担う細胞のひとつにマクロファージがあり,昆虫では体液細胞hemocyteと総称される血液細胞に含まれる。本稿では,ショウジョウバエとセンチニクバエから見出された,発生過程での不要細胞除去に関わる体液細胞の膜蛋白を紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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