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文献詳細

雑誌文献

生体の科学51巻4号

2000年08月発行

文献概要

特集 臓器(組織)とアポトーシス

T細胞アポトーシスの制御因子

著者: 倉沢和宏1 岩本逸夫1

所属機関: 1千葉大学医学部第2内科

ページ範囲:P.323 - P.327

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 T細胞は免疫反応を制御する重要な細胞である。T細胞の分化,レパトアの形成および活性化はアポトーシスによりコントロールされている。実際,T細胞のアポトーシスの異常により,免疫不全(アポトーシスの亢進),自己免疫疾患(アポトーシスの低下)などの免疫疾患が発症することが知られている。本稿は,はじめにアポトーシスの誘導機構,抑制因子について概説し,胸腺細胞の分化とT細胞レパトア形成および末梢T細胞の免疫反応の終息におけるアポトーシスの役割とその制御機構について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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