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文献詳細

雑誌文献

生体の科学51巻5号

2000年10月発行

特集 ノックアウトマウスリスト

3.DNA修復

DNA修復―関連タンパク(1)

著者: 三浦雅彦1

所属機関: 1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科分子診断・治療学分野

ページ範囲:P.362 - P.362

文献概要

 DNA polβ
(DNA polymerase β,DNAポリメラーゼβ)
 [機能]二つの塩基除去修復経路のうちの一方に関与し,そのDNA修復過程において,1ヌクレオチドのDNA合成活性と,deoxyribose phosphate lyase活性を示す。
 [実験目的]最初のノックアウトマウスは,T cell receptor (TCR) gene rearrangementに対するpolβの影響を調べるために作製されたが,null mutantは胎生致死を示すため,Cre-loxP recombination systemを用いて,T lineage cellsにのみ選択的ノックアウトがおこるマウスが作製された1)。また,塩基除去修復におけるpolβの役割を探るため,胎生10日目のnull mutantからembryonic fibroblastが樹立された2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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