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文献詳細

雑誌文献

生体の科学51巻5号

2000年10月発行

文献概要

特集 ノックアウトマウスリスト 7.細胞骨格・細胞運動

筋-ジストロフィン結合タンパク

著者: 笹岡俊邦1

所属機関: 1国立精神・神経センター神経研究所疾病研究第7部

ページ範囲:P.395 - P.397

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α,β,γ,δ-sarcoglycan
(α-サルコグリカン,adhalin,アダリン,β-サルコグリカン,γ-サルコグリカン,δ-サルコグリカン)
 [機能]α-,β-,γ-,δ-サルコグリカン(SG)は膜貫通型糖タンパク質で,筋線維膜上でSG複合体を形成する。SG複合体はジストロフィン,ジストログリカン,シントロフィン,ジストロブレビン,サルコスパン(SSPN)とジストロフィンージストロフィン結合タンパク質(DAP)複合体を形成する。ジストロフィン-DAP複合体は,筋線維膜を介して基底膜と細胞骨格を結合する。α-,β-,γ-,δ-SGはそれぞれ,α-,β-,γ-,δ-サルコグリカノパチー(SGP)の原因遺伝子である。SG複合体の機能の一つはジストロフィン-DAP複合体のジストロフィン軸を強化することと考えられている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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