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文献詳細

雑誌文献

生体の科学51巻5号

2000年10月発行

文献概要

特集 ノックアウトマウスリスト 9.細胞内信号伝達

膜代謝酵素(1)

著者: 清水孝雄1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科生化学分子生物学細胞情報部門

ページ範囲:P.406 - P.406

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 細胞質型ホスホリパーゼA2
(cytosolic phospholipase A2:cPLA2)
 [機能]生体膜のグリセロリン脂質よりアラキドン酸を切り出し,プロスタグランディン,ロイコトリエンなどの生理活性脂質を作る大元の酵素。血小板活性化因子(PAF,platelet-activating factor)の合成にも関与している。ホスホリパーゼA2は10種類以上あるが,本酵素はアラキドン酸含有リン脂質に特異性を持つこと,μM濃度のカルシウムイオンで活性化されること,MAPキナーゼで活性化されるなどの特徴を有している。
 [実験目的]数あるホスホリパーゼA2の中で,cPLA2の意義を明らかにすること,また,プロスタグランディン,ロイコトリエンなどの生理作用を知るため。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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