icon fsr

文献詳細

雑誌文献

生体の科学51巻5号

2000年10月発行

文献概要

特集 ノックアウトマウスリスト 11.器官発生・機能

神経系―神経伝達物質の合成と代謝

著者: 小幡邦彦1

所属機関: 1生理学研究所分子生理研究系神経化学部門

ページ範囲:P.447 - P.448

文献購入ページに移動
 神経伝達物質につき,そのレセプターは多くのサブタイプ,サブユニットがあり,神経細胞ではそのうちいくつかの組み合わせで構成されている。またそのトランスポータにはサブタイプがあり,発現部位が異なっている。レセプター・サブユニットやトランスポータのノックアウトマウスが作りだされ,それらに固有な機能が明らかにされつつあるが,データはぼう大であるのでここでは取り上げない。ここでの記載は神経伝達物質の合成・分解にあたる酵素のノックアウトマウスについてに限る。神経伝達物質の減少・増加によって,予期された変化だけでなく予想外のフェノタイプも出現する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?