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文献詳細

雑誌文献

生体の科学51巻5号

2000年10月発行

文献概要

特集 ノックアウトマウスリスト 14.疾病

心筋―炎症防御

著者: 徳久剛史1

所属機関: 1千葉大学大学院医学研究科高次機能系分化制御学

ページ範囲:P.504 - P.504

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 BCL 6
(B Cell Lymphoma 6,B細胞リンパ腫6),BAZF(BCL 6-associated Zinc Finger Protein,BCL 6関連Znフィンガー蛋白) BCL 6はヒトB細胞リンパ腫特にび慢性大細胞型リンパ腫にみられる染色体3q27を含む染色体転座切断領域よりクローニングされた。BAZFはBCL 6のzink finger部をプローブとして用いて心筋のcDNAライブラリーから単離された。
 [機能]BCL 6はヒトでは706,マウスでは707アミノ酸からなり,そのC末端にはkrüppelタイプのzinc finger motifが6個並んでいる。また,N末端には蛋白―蛋白の結合に関与するといわれるBTBドメインを有するPOZと呼ばれる領域がある。このzinc finger領域部で特異的塩基配列のDNAと結合することにより,その遺伝子の転写を抑制的に調節する1)。BAZFもBCL 6と同じDNA配列に結合し,転写抑制活性を示す2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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