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シナプス小胞仮説からSNARE仮説へ―Ladislav Tauc, Heiner Niemann博士を偲ぶ
著者: 持田澄子1
所属機関: 1東京医科大学生理学第一講座
ページ範囲:P.86 - P.88
文献概要
Tauc博士の研究室では,若手研究者で才気にあふれたBernard Poulainがこの研究プロジェクトに加わり,ほぼ1年後に私が加わったのは1988年であった。私は,2年間,おもにNiemann教授のプロジェクトを任されて,神経毒素のmRNAをアメフラシの神経に発現させ,活性部位を突き止める研究に携わった。私は,Niemann教授が当時おられたチュービンゲンの研究所に幾度かお邪魔して,cDNAからmRNAの作り方を教わった。
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