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文献詳細

雑誌文献

生体の科学52巻4号

2001年08月発行

文献概要

特集 骨格筋研究の新展開

骨格筋細胞における核膜と核ラミナ―エメリンとラミン

著者: 依藤宏1

所属機関: 1防衛医科大学校解剖学第二講座

ページ範囲:P.308 - P.313

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 従来,骨格筋の研究においては核膜あるいは核ラミナに対してはほとんど目が向けられることはなかった。それがここ5年程にわかに疾患との関係で注目を集めるようになった。そのきっかけはEmery-Dreifuss型筋ジストロフィー(EDMD)の原因遺伝子が解明され,その産物であるエメリンあるいはラミンA/Cが核膜・核ラミナに局在することが知られるようになったためである。この総説ではエメリンおよびラミンA/Cに焦点を絞り,EDMDとの関係で話を進めたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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