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文献詳細

雑誌文献

生体の科学52巻5号

2001年10月発行

文献概要

特集 モチーフ・ドメインリスト 3.信号伝達

SH2ドメイン・SH3ドメイン

著者: 稲垣冬彦1

所属機関: 1北海道大学大学院薬学研究科構造生物学分野

ページ範囲:P.445 - P.449

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SH2ドメイン
[アミノ酸配列]
図1。
[機能]
 原ガン遺伝子である非レセプター型のチロシンキナーゼであるSrcファミリー蛋白質のアミノ酸配列を比較すると,チロシンキナーゼ部位の他に相同なアミノ酸配列が2ヵ所存在することが見出された。これらの相同配列は,それぞれサークホモロジー2(SH2),サークホモロジー3(SH3)と名付けられたが,その後,シグナル伝達に関与すると思われる多くの蛋白質にタンデムに連なって見出され,SH2,SH3はシグナル伝達に重要な役割を果たしている機能ドメインではないかと考えられるに至った。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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