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特集 モチーフ・ドメインリスト 6.細胞骨格
フォドリン/スペクトリン結合ドメイン
著者: 高永博実1 国本学1
所属機関: 1北里大学薬学部公衆衛生学教室
ページ範囲:P.488 - P.489
文献購入ページに移動スペクトリンは赤血球膜において,アクチン,バンド4.1などの細胞骨格系蛋白質とともに六角形の格子を形成し,さらにアンキリン(Ankyrin)と結合することで膜にアンカーされ,細胞膜の裏打ち構造を構成している。また,フォドリンはアンキリンを介してN-CAMなどの膜貫通型蛋白質である神経接着分子と結合する。このように,スペクトリン結合蛋白質の中で,スペクトリンを膜にアンカーする際に重要な役割を果たしているのがアンキリンである。
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