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文献詳細

雑誌文献

生体の科学52巻5号

2001年10月発行

文献概要

特集 モチーフ・ドメインリスト 7.タンパク間相互作用

アンキリンリピート

著者: 丸山裕1 桑野良三1

所属機関: 1新潟大学遺伝子実験施設

ページ範囲:P.498 - P.499

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 [アミノ酸配列]
 ankyrin repeatの由来となっているAnkyrin-1は,1979年にBennettらによりヒト赤血球の細胞骨格形成に関与するタンパクとして同定された。この後1987年にBreedenらは,酵母での細胞周期調節因子であるswi6p,Cdc10pにおいて約33アミノ酸残基を基本単位とする複数回の繰り返し配列があることを見出した。1990年にAnkyrin-1もこの繰り返し配列を24回持つことがわかり,以来この繰り返し配列を「ankyrin repeat」と呼ぶようになった。ankyrin repeatのコンセンサス配列は,Ankyrin-1の第2~21エクソンにある33アミノ酸配列が用いられてきたが,近年,ankyrin repeatを含むタンパクの立体構造の解析が進み,新たに立体構造の見地から図1Aに見られるコンセンサス配列(D-G-TPLHLA-G--VV-LLL-GADVNA-)が提唱されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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