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文献詳細

雑誌文献

生体の科学52巻5号

2001年10月発行

文献概要

特集 モチーフ・ドメインリスト 8.代謝

KFERQモチーフ

著者: 上野隆1

所属機関: 1順天堂大学医学部生化学第一講座

ページ範囲:P.508 - P.509

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 [アミノ酸配列]
 KFERQとそのホモロジー配列。
 ペンタペプチドから成るモチーフで,N末側あるいはC末側にグルタミン(Q)を配し,Q以外の四つのアミノ酸については,一つが塩基性アミノ酸(リジンまたはアルギニン),一つが酸性アミノ酸(グルタミン酸あるいはアスパラギン酸),一つが大きな側鎖を持つ疎水性アミノ酸(フェニルアラニン,バリン,ロイシン,イソロイシン),もう一つが塩基性もしくは疎水性アミノ酸(リジン,アルギニン,フェニルアラニン,バリン,ロイシン,イソロイシン)である。四つのアミノ酸の配列自体は重要ではない1)。このモチーフがタンパク分解のシグナルとなっていると最初に報告されたときのRNase中の配列が,リジン-フェニルアラニン-グルタミン酸-アルギニン-グルタミン(KFERQ)であったため,KFERQモチーフと呼ばれる2)。代表的な配列とそれを持つタンパクを表1に挙げる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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