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文献詳細

雑誌文献

生体の科学52巻6号

2001年12月発行

文献概要

特集 血液脳関門研究の最近の進歩

血液脳関門と電磁波

著者: 釣田義一郎1 山口博紀1 名川弘一1 上野照剛2

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科腫瘍外科 2東京大学大学院医学系研究科医用生体工学講座

ページ範囲:P.548 - P.551

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 電磁波とは電界および磁界の振動が真空中や物質中を伝搬していくものであり1),その周波数帯により図1に示したような様々な名称があり,また特性もそれぞれ異なる。
 電磁波のエネルギーは
 E=hν…(ア)
  E:エネルギー(J)
  ν:周波数(Hz)
  h:6.63×10-34Js(プランク定数)
で求められ,周波数が大きなγ線やX線は分子構造をも破壊するほどのエネルギーを持ち電離放射線とも呼ばれ,当然生体にも大きな影響を及ぼす。また,紫外線も非電離放射線ではあるが,生体に様々な影響を及ぼすことは,よく知られている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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