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文献詳細

雑誌文献

生体の科学53巻3号

2002年06月発行

文献概要

特集 細胞質分裂

原生生物テトラヒメナの細胞質分裂に関与するタンパク質

著者: 沼田治1

所属機関: 1筑波大学生物科学系

ページ範囲:P.215 - P.220

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 細胞質分裂は細胞周期の最後の段階であり,細胞増殖や発生分化に必須の現象である。これまでの形態学的な研究により,分裂溝のくびれは分裂溝膜直下に存在するアクチン繊維とミオシンⅡからなる収縮環の収縮によって進行することが明らかになっている。細胞質分裂は分裂面の位置の決定,収縮環の形成,収縮,消失の順に進行する。近年,分子生物学的手法を駆使して,細胞質分裂のしくみの解明は著しく進歩している。本稿では1954年に細胞分裂の同調化が確立され,その後広く細胞分裂の研究材料として利用されてきたテトラヒメナ(原生生物界,繊毛虫門,貧膜口綱)で明らかになった細胞質分裂関連タンパク質について解説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1883-5503

印刷版ISSN:0370-9531

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