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特集 一価イオンチャネル
遅延整流性カリウムチャネルβサブユニットMinKとその役割
著者: 古川哲史1
所属機関: 1秋田大学医学部生理学第一講座
ページ範囲:P.257 - P.261
文献購入ページに移動 MinKはTakumiらにより腎臓cDNAライブラリーからクローニングされたアミノ酸129個の小さなI型膜蛋白である1)。心筋細胞の遅延整流性カリウムチャネル(IK)の活性化の遅い成分(IKs)の構成分子であることが判明し,long QTsyndrome(LQT)の原因遺伝子の一つともなる。MinKはIKsチャネルのβサブユニットである以外に他のチャネルの活性化因子である可能性,T管と筋原繊維Z盤を橋渡しする分子である可能性を示唆するデータも報告されている。本稿ではこれらMinKの多彩な機能について概要する。
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